トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

猪奮迅・構造粉砕・爺爺憤慨

2020-09-19 | 小人閑居して憮然
 残暑の頃は山野に食料となるものが枯渇している時期でもあって威之志士様の跋扈破壊は広がるばかりだ。それもどういう訳か要となる部分や植え付けたばかりの株を狙うのだ。
 泥水地の堤や法面、同じく棚田部の法面の破壊が酷く、トラクターで耕起溝切りしたような有様になってきた。このまま容認すれば湛水構造が破壊されるので、ついに音をあげて忌避剤を散布した。忌避剤と言っても多様な物を試してみたが能書きほど効果のあった忌避剤は皆無で「餌とすみかを失くす環境対策」と「侵入防止柵の設置・管理」の「総合対策」がもっとも有効だと「現代農業9月号」にも喝破されている。

 それでは小生のように資材もお金も無い輩には対処の仕様が無いのであって「荒れるがまま」に跋扈蹂躙させて良いはずも無く、小生は貧者の核兵器「農薬」の使用に踏み切った。薬効は問わず臭いに忌避効果を求めるのだ。長期的には効果が無いけれど少量のスポット散布で被害抑制は感じられている。懸念は雨水とともに水域に流れ出た薬害なのだが、殺虫効果を上げる濃度には程遠い量なので、臭いに敏感な威之志士様ゆえ効くのだろうて。

          泥水地         棚田部堤