トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

さらってうめた!

2020-09-12 | 感じるままの回り道
 「さらって埋めた」では犯罪で小生にはそんな気力も体力も無い。「沙羅って梅田」なんて言えるほどモテるはずも無く「結局は丹兵衛どん」なのだった。この「結局は丹兵衛どん」とは郷里で使われていた「結局何ともならんかった」などの時に使われる自嘲嘲笑めいた結果の言い方なのだが語源は知らない。そんなこんなで小生的には「浚って埋めた」しかありえないのだった。

 食草園の一画は隣接した第二トンボ池より低く、第二トンボ池が「天井池」になっている部分もあって、池の設え当時からその解消が課題でもあったのだ。しかし埋めるための土砂の手当てが出来ず現在に至ってしまった。それが今回の沈泥地の泥浚いと泥水池の3の水域抜去除草で陸揚げした土付きの根塊を投入する事で、ようやく必要量が確保できたのだった。
 運び終わったこの日は台風9号の余波で34℃の蒸し暑い日になった。沈泥池の泥上げ場から最終の泥土を一輪車で運び、仕上げは陸揚げした土付きの根塊を運んだ。この土付きの根塊は積み重ねられ水切りさせていた事もあって、既に植物体の腐臭が強くなっていた。まあ、客土とは異なり低い部分への投棄に近く、周囲の食草や食樹の根に障るような距離でも無いから大丈夫だろうし、おっつけ威野志士様らが掘り崩し、やがては表土へと還っていくだろう。
 前回までの埋め立て   ➡    浚渫土と土付き根塊で必要量調達


 沈泥池は半分ほど泥浚いしたところで台風9号による降雨で水溜りになってしまった。こうなると水分を多く含み浚渫し難いのだが、泥上げ場の水分が抜けた浚渫土をも掘り出して運んだため長柄のジョレンで浚渫しながら泥上げ場に集め水が切れれば、また用土として役に立ってくれるはずである。
 沈泥池本来の役割は水域内への土砂流入を防ぎ浅くなるのを防止するための設えだけれど、他に採土場の無いフイールドでは泥土のリサイクル場にもなっていて、ここで得られた土が畔や堤の補修に役立っているのだった。
                    前回の浚渫部は水溜り   ➡    土上げ場を開けた