トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「赤い縁紋のマユタテ」

2020-09-10 | 小父のお隣さん
 珍しいというタイプでもないが赤い縁紋は好みのタイプなのだ。マユタテアカネは盛夏の頃からボチボチ目につくけれど大っぴらに日向まで出ていない。早期では木漏れ日のある環境が好みのように思える。今期は隣接池で早期からテネラルを見ることが出来た。マユタテアカネの産卵用にと設えた池でも無いのだが羽化直後の未熟体が一番目についた一画だった。

 9月に入ると次第に明るい水域付近で認められるようになったが、入れ替わるようにキイトトンボは姿を消して、クロイトトンボの個体数も僅かになっている。これからのイトトンボはオオアオイトトンボ一種とマユタテアカネが最終生き残り選手権を争うのだろう。
 それにしても「眉たて」と雅に言うけれど、小生的には豚の鼻穴にしか見えない。根が百姓育ちだもんでごめんね。
            

水路の除草

2020-09-10 | 水辺環境の保全
 9月に入っても熱帯夜、真夏日が続いている。一雨も二雨も欲しいところに来たのが9号、10号では皮肉を通り越している。「過ぎたるは猶及ばざるが如し」で、このような降り方では「もう結構です!」と言ったところでお終いにはしないだろうし、降り始めて喜んだのもお湿り程度だったりと経験則が役に立たない。これも「新しい生活様式」を促す一面なのであろう。要はコロナだけでは無い、という事。
 山形だったか福島だったかに「観天望気」で翌年の農事作業の予測をし頼りにされている方がいたはずだが、こんな状況でどう予測を付け農業生産に生かしているのだろうか。それとも翌年の「観天望気」は無駄になってしまったのか、少々気になるところではある。

 ここフイールドでは空模様には関係なく水辺の植生は元気で油断すると瞬く間に水面を隠してしまう。こうなるとトンボは飛翔しなくなる。おおむね水面の開いている領域に飛び去ってしまうのが常なのだ。泥水池の除草も佳境に入ったが、全く水面を隠した部分がまだ残っている。№2と3を繋ぐ水路なのだ。大半はカサスゲで水面から3尺も背を伸ばして覆ってしまう。多少とも隙間を作っている部分はウシノヒタイが繁茂している。どちらも手抜きで抜去対象なのだが、ミソハギの中にはキシュウスズメノヒエが茎を伸ばして這い上がり除草を一段と手間を喰うようにしてくれた。

 愚痴は言うまいこぼすまい全て自らの結果なのだ。進むも退くも胸先三寸、自己決定権がゆるぎなくあるとは言え、こぼしながらもズルズルと汗水泥水まみれの今日も作業だった。この水路に漏水孔があるのは間違いないのだが、護岸丸太を外して漏水部を露わにし漏水孔を出来るだけ長く潰さないと早晩、ズガニやイモリ、サワガニなどが貫通させてしまうだろう。だが、その作業が毎日続く暑さの中では行いたくはない。この頃は「易きに流れる」傾向顕著で気象状況も同じ・・・。

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