トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

柑橘樹に客土する

2021-06-06 | 今日は真面目に
 トンボ池周りに植えた樹木で元気が良いのはウツギだけで、他は軒並み青息吐息の有様だ。S先生に助言を求めたら「地下水位が高くて根が辛い状況なのでしょう」との話。適地に移植すれば回復可能性はあるものの休眠期の掘り取り作業でも小生が辛いので目を瞑り、幹元に客土をしてお茶を濁す事にしたのだ。
 昨季も1回行ったけれど土が落ち着くとほとんど分からなくなった。そこで今回も一輪車一杯づつの山土を柑橘樹2本、ツリバナとサンショウ、それにリンデンバームの計5本に土を運び施した。特に水際に近い柑橘樹2本は、他の3本より水気を嫌うから流路の砂州からもスコップで小砂利混りの堆積土を運んで高植え状にした。今になって慌てて施しても遅きに失したと言えるけれど「やらないよりはまし」とポジティブで行く。本音は「移植よりなんぼか楽」なのだから。

         


今日のエッ!品「粕漬け蘇餡の草餅」

2021-06-06 | 何よりの楽しみ
 まあ、素案なのだったが雨降りお憑きさんになってしまったしコブダイの仕上げも終わって暇を持て余したあげくに「夕飯は草餅で」と取り掛かったのだ。餡の材料、茹で小豆は小豆ご飯で食してしまったからかねてから試みたかった「粕漬け蘇」を餡としたのである。そもそも草餅の材料は「お焼き」を作りたくて用意しておいたのだが五十歩百歩と言って良いだろう。

 棚の図書二冊に掲載されている中から白玉粉を使わない作り方を選択した。そもそも白玉粉も上新粉も原材料はもち米とあったから「何が違うか分からん」始末で、ここはシンプルに上新粉1袋で済むレシピを選択したのだ。後は記載通り作るだけなのだが、冷凍ヨモギは刻んで無かったから捏ねた上新粉を蒸し上げる時間を叩き包丁とすり鉢でペースト状にした。梅雨空の少々肌寒い日だったものの汗ばむ作業だ。
 餡にする粕漬け蘇は粕床の中なので2cm幅に切り取ってから5分割する。餅の量から5個程度だろうとの予測だ。上新粉200gにヨモギ150g、計350gの5分割で1個70g相当だ。
     ヨモギ、上新粉、蘇を用意する

 捏ねた上新粉は30分ほど蒸してからヨモギと混ぜた。熱いだけでなく粘性が高くて擂鉢がすりこ木で持ち上がるほどだったから、これはこれで「えらい目に遭った!」のだ。ヨモギと上新粉が均等に混じりあった頃合いで蘇を包んだ。予想通りの5個出来上がりで、魚沼産の「青きな粉」をまぶしてみた。
 試食と称して夕食用に2個を食したのだが主食として150g相当は十分な量だろうけれど「ヨモギ餅」としては甘味が不足、あんころ餅の方が良かったのかどうだか食べ比べをしないと判らん。一応、残り3個はラップで包み冷蔵庫に収めた。小豆餡を購入して「おはぎ」で、いいえ「ぼた餅」で食してみるつもり。
 さて、肝心の「粕漬け蘇餡」の評価は「甘味が足らない」で餡には不向きだろう。ジャムなど甘みのある食品と食べたほうが良かったかも。座布団一枚はすり鉢様だけだった…。

                   「粕漬け蘇餡」のヨモギ餅