トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のエッ!品「味噌パンならぬ完熟梅ジャムパン」

2021-06-24 | 何よりの楽しみ
 試作して美味しかった「完熟梅ジャム」は糖度35%前後で常温保存は不安だが「梅だし…」構わないかと棚に置いていたのだが、一週間ほど経過したらカビのコロニーが出来始めている。カビの部分は掬い取り捨てたものの胞子は残っているに違いなくレンジで沸騰させ消毒したけれど常温保存は出来ない。既に2回目の「完熟梅ジャム」一瓶と「完熟梅と酒粕ジャム」は冷蔵庫にあって小生、パン食の頻度は少ないので消費の算段をした。そこで得た結論は「味噌パンの代わりに完熟梅ジャム」を使うという事で、これなら砂糖代わりに使えば大量消費が出来、梅ジャムの美味しさも堪能できると言う訳なのだ。

 しかしベーキングパウダーが切れていた。買いに出かけるほどの品でも無いが無ければ困る。「そうそう!」と探したら重曹があったから代用した。結局は代用代用の集まりパンになったのだ。
 味噌と砂糖の量は「完熟梅ジャム」に代えて後はレシピ通りで良かったものの、前回の「フキ味噌パン」の口当たりが荒かったから、たまたまあったバター1個7gを入れた。やはり効果はあってシットリ感が出た。

 焼き上がり、冷めるのを待たず試食する。前回の「フキ味噌パン」より口当たりも滑らかで千切ると軟らかさを感じる。口に入れれば梅特有の酸味が広がりジャムを入れたパンの酸味感とは異なる爽やかな感じだ。梅ジャムの糖度35%として砂糖と置き換えたのだがそれほど甘味は感じられなかったけれど、試食のつもりが3個を消費、これでは三時のおやつが続かない。まあ、簡単にお茶うけが出来る事が判ったからあわてる事も無く雨のひと時の暇つぶしに丁度良い。これぞ贅卓、いいや贅宅か。

     材料を揃える  ➡   容器に入れる  ➡   焼き上がり

夜間採集、覗き見野次馬

2021-06-24 | 感じるままの回り道
 S先生から「夜間採集」を行うのでよろしかったらと誘いを受けていた当日、18時半に到着し20分程度待ったけれど誰も来なくての帰路途中ですれ違い、方向転換して追っかけた。場所はフイールドの駐車場で設備は若手のN君が用意した本格的な機材である。このN君、幼少期より抜群の昆虫少年だったとかで「さもありなん…」と思わせるのがあり、先日の新聞には講師として昆虫少年の指導をしたのが載っていた。

 深夜に及ぶほど大型の蛾が出易いと話はしていたけれど出足は悪く結果としては不調の夜間採集の様であった。それでも集まる昆虫には手を叩きたい種もいるらしく、ライトを当て撮影し指で摘まんで矯めつ眇めつ意見を交換しているが門外漢の小生にはさっぱりである。
 それでも現在昆虫少年も父母と来ていて偶然だが倅と同名、気を良くしてまだ見たことが無いと言う突端台地のお菊虫を見せに案内した。小生の収穫はSさんが見つけた「蛍の点滅」と羽化直前のヤブヤンマのヤゴで、このヤゴはしばらくして水中に戻ってしまった。蛍は佇んで待ったものの光らなかった。既に晩期で光ったのは輝跡、いいえ奇蹟に近い。
 もう20年も昔になるのだが会を立ち上げた当時のフイールドは今は里山体験の場所となった所で、最初の夏に親睦を兼ねキャンプをしたことがあり、その時に夜間採集したのが最初で最後。集まった虫をただ眺めて終わりの遊びだったに過ぎない。

 ヤブヤンマの羽化直前の個体、ライトを当ててもらい撮影したのだが自宅で再生しても画像が無かった。これだから暗い場所は嫌いだ。とても独りでは行けないし行かない。