トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

産卵管が出ていない…

2021-06-29 | 小父のお隣さん
 6月も末、通常なら産卵期に入って産卵管を出しているはずなのに給餌の時に浮上させても確認できなかった。今日は沈降性の給餌で水底に集まった魚体を箱眼鏡で観察したのだが産卵管を出している個体は皆無で、水底に潜んでいる貝の周辺でも関心を持つ個体もいないのだ。

 昨季は成熟していないとの判断で「已む無し」だったので試行してみるつもりの「特製人工産卵床」も試みる事も叶わず、今は無残な姿を軒下に晒している。今期は「池内で親魚と稚魚を同居飼育してみるつもり」だったのだが当てが外れてしまった。僅かな可能性は「晩熟性」かもしれないという事になるが、既に7月に入るし梅雨が明ければ二枚貝は避暑池に運ばなければならず、我慢を重ねて7月中盤まで様子見である。レバーのミンチでも与えてみようかしらん・・・。

今日のエッ!品「美味しいから増産、用途は未定…」

2021-06-29 | 何よりの楽しみ
 ジャムはスイーツなのかどうかは不問にして「とっても美味しい」から残った完熟梅を小雨になった頃合いでフイールドまで採りに行った。「完熟梅ジャム」を再度作るのだ。梅では梅シロップや梅干しが定番なのだろうけれどシロップ類は使い道がない。暮れに作った生姜シロップは大半が残っている有様で、冬季携行するにしても混入は匙1杯程度で十分なのだった。梅シロップも夏季では麦茶を多用するのでそうそう消費量は無い。

 「完熟梅ジャム」ならばシロップより用途を広く出来るかと追加で作る事にしたのである。初回はレシピ通りにやって少々水分が多そうに思えたのだが案の定、常温ではカビを出してしまったので今回は水分量をさらに少なくするため砂糖の投入は終了間際にした。これだと煮詰め易く焦げ付き難くなる。蒸散効率の良いホットプレートを使う手もあったけれど後始末が嫌で却下。
 キッチンの大鍋は圧力鍋が一番大きく、酸度の高い梅果実ではステンレス製である事も必要なのだ。朝から降雨の午後の大半を使って煮てアクを取り除き、金笊で裏漉しし、更に煮詰めて砂糖を加え十分沸騰させて出来上がりである。

 今回のレシピは前回の物と同様なものの、砂糖を「甜菜糖」にした。腸内乳酸菌が喜ぶオリゴ糖が多いというのが理由なのだが、現実問題として「三盆糖」と変わりがあるのか無いのか分かるはずも無く、まあ、「気は心」遊びの内なのだ。

    煮溶かす ➡   煮詰めながらアク取り ➡   出来上がり保存瓶で2本分

泥水池1の除草

2021-06-29 | 水辺環境の保全
 除草しなくてはと先送りしていたら水域が大変なことになっている。水域のはずが草いきれになってしまったのだ。水面だったところが草で占められるに従い飛翔するトンボの数は反比例していく。水域内に全く草本が無い状態では、これも悪い見本みたいなもので、そこそこの植生は維持しなければならないのだった。

 ただ水域を好む草本は繁殖力絶倫で、いいえ絶大で適期の抑制的除草は欠かせない。手取り手抜きは無理なほど育ってしまったから四本鍬を打ち込み遊動させて根張りとランナーの絡まりを緩めて池内に集積できるまで1日分、これを陸に上げ低い場所の盛り上げに使用して半日の作業量だ。
 しかし水域から陸に引き上げる作業は続けることで泥でルートが緩む。もとより足ががりも無い法面を運ぶのでスリップし放題の状態である。すっ転んで骨折や沈などしたら大事になるのは必定、早く済ませるより安全第一の作業だ。

 望まなくても泥まみれになる作業なのだが、たかだか1日積み上げていただけでドブの臭気を発生するようになった。ズボンに飛び跳ねた泥が帰路の車中でも鼻について、窓を開けていても臭気が満ちてくる感じだ。帰宅して真っ先に行うのは衣服を脱ぎ洗濯する事、ついでに全身を洗い何とか臭気を取り除けたのだった。
 自分には泥土の腐臭しか感じないが周囲では泥土の悪臭に加え加齢臭もミックスされて漂っていることになる。香しい香りだと良いのだが調香師でも無い小生にはトント無明な世界である。この作業を行った日は食品購入の店舗にも寄れず帰宅である。

      抜去根の集積  ➡   引き上げて堤の補修材  ➡   水域除草終わり