
除草しなくてはと先送りしていたら水域が大変なことになっている。水域のはずが草いきれになってしまったのだ。水面だったところが草で占められるに従い飛翔するトンボの数は反比例していく。水域内に全く草本が無い状態では、これも悪い見本みたいなもので、そこそこの植生は維持しなければならないのだった。
ただ水域を好む草本は繁殖力絶倫で、いいえ絶大で適期の抑制的除草は欠かせない。手取り手抜きは無理なほど育ってしまったから四本鍬を打ち込み遊動させて根張りとランナーの絡まりを緩めて池内に集積できるまで1日分、これを陸に上げ低い場所の盛り上げに使用して半日の作業量だ。
しかし水域から陸に引き上げる作業は続けることで泥でルートが緩む。もとより足ががりも無い法面を運ぶのでスリップし放題の状態である。すっ転んで骨折や沈などしたら大事になるのは必定、早く済ませるより安全第一の作業だ。
望まなくても泥まみれになる作業なのだが、たかだか1日積み上げていただけでドブの臭気を発生するようになった。ズボンに飛び跳ねた泥が帰路の車中でも鼻について、窓を開けていても臭気が満ちてくる感じだ。帰宅して真っ先に行うのは衣服を脱ぎ洗濯する事、ついでに全身を洗い何とか臭気を取り除けたのだった。
自分には泥土の腐臭しか感じないが周囲では泥土の悪臭に加え加齢臭もミックスされて漂っていることになる。香しい香りだと良いのだが調香師でも無い小生にはトント無明な世界である。この作業を行った日は食品購入の店舗にも寄れず帰宅である。
抜去根の集積 ➡
引き上げて堤の補修材 ➡
水域除草終わり