トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ノアザミを群植したい

2021-06-25 | 今日は真面目に
 突端台地のフジバカマ群植部に隣接させノアザミの群植部を設えるために唐鍬で起こし豆トラで耕転砕土してレーキで均した。ここまでしないと地中のネザサ地下茎を取り除けないのだ。当初、豆トラで耕転砕土してみたのだがローターは深く入り難く結局は主たるネザサの地下茎は残ったままになった。
 その結果、地上部は綺麗に取り除けたように見えてもシーズン途中で萌芽が始まって植え付けた幼苗を席巻駆逐するようになってしまう。故にどうしても唐鍬で一発一発、親の敵と思い鉄槌、いいえ鉄刃を打ち込み地下茎を寸断し取り除く必要があったのだ。腰を傷めたくないから腰を据え「ヨイショ!」とばかり打ち込むけれど刃幅は15cm程度なのでほどなく汗だくである。
 唐鍬で耕起後に耕転砕土   ➡    レーキで根茎を除きつつ整地

 一坪に満たない面積なので60ポットの苗全てを植え付け出来ないけれど、残れば周辺の野草の中に混在させる。個人的には混在させ野草の自然風な環境構成を行いたいのはやまやまなのだが、そうすると「雑草」と見限られて刈り払われる危険が増す。やむを得ず花壇風にし無用な刈り払いから防御させねばならないのだ。里山の小生物にとって大事な命の糧であっても、たまたま芽生えたコスモスの幼苗1本ほどの保護も与えられない野草なので、野草と言うより雑草とする認識下では残念ながら「人為的に行ってます」風情が欠かせない。

 ここにノアザミやフジバカマ、オミナエシなどが咲き乱れるようになると、それを目当てに蝶より植生を踏圧被害の真っただ中に追いやってしまう野次馬の来襲も懸念されるのだが、その時はその時と腹をくくらないと何事も進まない。