トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ありがとう!の具現化 最終章

2021-06-14 | 何よりの楽しみ
 雨降りお憑きさんのお蔭で朝から軒下工作になって、ようやく完成した。調整が終わり「これで良し!」と塗装を済ませ仮り組み立てすると動きが悪くなっている。塗装の影響で微妙に影響が蓄積し現れてくる。再度、ハンドラッパーで修正して補修塗りするも、基準の色に一節ごとに濃色を加え微妙なグラデーションを意図したために補修の色合わせはより一層難しくなった。まあ、自ら堕ちた色地獄てなもんや三度笠。

 この色合わせで我慢も限界になり青虫の底面は再塗装しなかったから裏返せば色むらが甚だしい。しかしながら床に置いて滑らす玩具だし底部を鑑賞する物好きなおチビちゃんたちはいないだろうと「やっつけ仕事」で爺我自賛し大団円。
 まあ、若気の至りではなく年寄りの冷や水、妄想の勢いだけで製作してしまった結果であった。それでも妄想は具体的に目の前にあって、それなりに動いてくれる。玩具のタイプとしては「プルトイ」に分類できるのだろうが、紐で曳くのではなく指で曳きながら「食べ物に喰いついて離れない」様子を楽しむ構想だったから、これはこれでめでたしめでたしと言うべきだろう。

 とにもかくにも「はらぺこあおむし」の玩具は完成したし自分なりの敬意を払ったつもりで阿呆すぎる引用の風刺漫画などは冒涜そのものでしかなく、そういう輩が大手を振って闊歩しているのが現世というものだろう。
 既に届け渡して、後はおチビちゃんたちの反応だけなのだが、さてどうなるやら。絵本を読み聞かせする目の前に動く玩具があり実演あり、とハイブリッド読み聞かせになるやらどうだか知らないけれど、おチビちゃんの表情は輝きを増すはずで小生の天頂も増感現象で光り輝くだろう・・・。
 
 さて末文になってしまったが「エリック・カールさん」ありがとう。ご冥福をお祈りいたします。姥捨て山のお爺も楽しませていただきました。いつの日か報告できて交歓できれば嬉しいのだが、きっと虚無、寂聴、虚空の果てまで行かねばならないだろう。そうなると小生が「はらぺこあおむし」青息吐息である。