10月も後半に入ると上の池には日差しが届かなくなる。そうなるとトンボの姿は全く確認出来なくなって水見回りしていても楽しみが無い。この日は久しぶりの夏日となって身体髪膚、気持ちの良い状態でも無かったのだが異常気象下では愚痴も言えないのである。上の池に日照が届かなくなる事はすなわち「泥水池にも日照が届かなくなる」と同意語であって、それでも泥水池の北側にはまだ日照があるからトンボの姿が見える。
この日、夏日の気温だったのでトンボの種類も増えるかと期待したけれどマユタテアカネとオオアオイトトンボだけだった。マユタテアカネの産卵はまだあるけれど一部のトンボの翅は傷みが目立つようになって撮影したトンボの翅も透明さが無い。マユタテアカネとオオアオイトトンボだけになると後の楽しみは12月の何日まで視認できるか、と言う事くらいであってトンボの季節も終盤で代わりの楽しみは「アサギマダラは何時初見⁉」と「ジョウビタキの入域は何時か⁉」と言う事ぐらいしか思い浮かばない。それも既に済んでしまったのではてさて、これからの楽しみはなににしようか…。陽だまりで背中あぶりでは初冬のトンボと同じになってしまう。うらぶれたのも一緒ではねぇ。