トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

キジョランの定植

2023-11-07 | 蝶の食草園

 早春に播種し発芽を「いまか?いまか?」待ち続けようやく丈20cmを超えるまでに育ってくれたキジョランのポット苗。過去の反省からポット数を多くするより苗の数を増やした百均のクズ入れで養成したキジョランである。

 来春に定植するつもりだったけれど定植予定地の地拵えも済んだので敢て早めに二カ所に定植した。わがフイールドに於いてのキジョランの生育は思わしくなく既に20年生もあるけれど繁りも悪く結実もしないのである。その理由を「棚田の跡地」である事だと推定想像はしても確定できる根拠がある訳でもないので、とにもかくにも環境を変えながら適地を見いだせるまで続けるしかない。

 10月末に苗の定植だと産卵され食べ尽くされる心配もあるのだが、もともと食草用の保育であるから痛しかゆしと言う処でもある。今回の二カ所は畑跡の肩に植えてアラカシの幹に這い上らせるつもりであるけれど土壌の相性は不明だし二カ所の植え付け場所はほぼ3mほで離れて一方は日当たり良好で一方は夏場は葉陰になる木漏れ陽程度の日照環境だ。つまりはこの違いの生育相違を確認したい。

 同じような活動をしている兄のフイールドでは「結実して莢が3本確認できる」と先日電話で知らせがあった。アサギマダラの飛来は確認できてはいないらしいけれどキジョランは既に3m程度まで成長しているとかで、何とも羨ましい限りだ。今回定植した周囲には伐採したアラカシの枝を使った杭で囲ってみた。蔓の根元を保護するためと杭列の中に落ち葉堆肥のマルチングをしっかりと保持したいために行った。落ち葉堆肥の厚いマルチングが可能になったものの今度は威之志士様の跋扈蹂躙に遭い易くなる。気分商品ならぬ気分行為ではあるけれど竹酢液を散布して忌避してくれるように念じて作業は一段落したのだ。