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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

開花株あった!

2023-11-03 | 感じるままの回り道

 棚田部に試植してみた絶滅危惧種のミズアオイだったが二度にわたるハスモンヨトウの食害で丁度、花が咲くころまでに全株消えてしまったのだった。宿根草でも無いし開花株が無ければ種子も散布されず来季の開花は絶望だし「もう止ーめた!」との腹積もりだったけれど10月末になって数株が開花しているのを発見したのだ。

 もとより開花直前で食べ尽くされた結果でもあり通常の大きさまでに育つ余裕もなく花径は長くても20cm程度なのでコナギと混同しそうな姿である。それでも花径がコナギと比較すれば長いからミズアオイだろうと信じている訳だけれど、これで来季に発芽が期待できそうに思える。まあ、ミズアオイが繁殖したところでまたハスモンヨトウのご馳走になるだけなのだろうが疑問に思う事がひとつだけあるのだった。

 それは「原生地では何故食害されないか⁉」と言う事なのである。原生地での生育も開花状態も見に行ったことは無いので食害があるのか無かったのかさえ不明なのだが会の代表によるとフイールドのミズアオイが蕾も見せない頃に「開花していた」と言っていたから大丈夫だったのだろう。向こうは保全管理団体が世話をしているので薬剤散布を実施したとも考えられるけれどまあ、それはどっちでもよろしい。当方は薬剤は使わない立場だし群生させれば災いを呼ぶのもまた現世の倣いなのだ。

         


泥水池の棚部を地拵え

2023-11-03 | 今日は真面目に

 そろそろ植栽したいので「植える樹が決まるまで」と使わせていた一画を返してもらったのが今春だったのだがいくら待っても後片付けもしないままだ。勢力を盛り返した威之志士様の跋扈蹂躙に遭いネットフェンスは倒されるし地面は掘り返されるしでもう待ってはいられない。とりあえず植栽できる状態にまで整備する事にした。普通なら「仮の小農地」であるから工作物などもってのほかなのだが工作物を設置しても後片付けなど知らん顔の半兵衛さんには言葉も無い。

 ネットフェンスは竹や丸太に針金留めしてあり1ヶごとに取り外すのが面倒になって鳶口で引き寄せ固まらせてとりあえずは端に置いて置く事にした。崖の片に見切りとして仮り植えしたアラカシが育ってしまい近くの高圧送電線に触れるばかりになったしまった。もとよりアラカシを植えるつもりはなく「とりあえず放置されていた苗木を拾い植えた」だけなので4本はバッサリと伐採する。残った2本はキジョランを這い上がらせるための支樹として使う予定である。

      

 どう言う訳かフイールドとキジョランの相性が悪いようで真っ当に育ったくれないのである。この場所は棚田跡では無いし、もともとは尾根末端の耕地だったから少しは育つのではないかと期待している。写真左側の伐採樹が一番太い径だが手前に倒すつもりが樹冠部をクズが覆って倒れてくれず、結果的にはチルホールを使い曳き出す事になった。いつもそうだけれど「掛かり木」となると余計な手間暇がいっぱい必要になるし危険である。