トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

沈泥・分水路の送水管 2

2023-11-11 | 水辺環境の保全

 送水管であるけれど制水管でもある分水部の塩ビ管を掘り出し新たに20cmほど高さを上げて敷設するのが今回のミッションなのだった。1日で終わらず2日目もくたびれ果ててようやく敷設が終わったものの埋設・整地するに足る土が無い。単純に考えれば掘り上げて埋め戻ししただけなのだから定量は全く不変なのであって整復するに足る量はおろか管を露出させたままの状態で終わるほど用土不足だった。多少は散乱し回収できない土もあるもののここまで不足するとは考えられなかった。

 それでも落水させる泥水池1の端にこの春に浚渫し陸に上げられなかった浚渫泥土の山があったのでここから調達したけれど時間切れ・エネルギー切れで翌日回しにしたのである。結果的には3日掛かりの作業となった。

 管全体を掘り出す ➡  管を外すと漏水トンネルが出た

 

        管を取り出した ➡  管の位置を上げ再敷設 

 

 敷設後の満水位の確認 ➡  落し口の落水状態

 管路全体を用土で覆うには用土不足でこの日は終わる。沈泥・分水池の越流を防止するために堤を今までより高くしたいのだがその用土も無いので余裕を観ながら山腹の土砂崩れの現場から一輪車で何往復かし土砂の調達と設えが必要になった。それはともかくもう1日掛けて上の写真「落し口の落水状態」で背景に見える泥土の積み上げ部から浚渫土を掘り上げて敷設用土に使わなければならない。場所が悪いからスコップで掬い取っては斜面を登り用土を重ねる、を繰り返さねばならないのだが「見ていても終わらない」ので蟻のように蠢いて完結させるだけである。ご老体には少々辛い、スリップ怖い、饅頭喰いたい・・・。