コクサギを植えて20年目にしてようやくアゲハが産卵し幼虫が育った事は既にアップしたのだがまだ後続態員がいた。最初に発見した10月末の恐らく終齢と思われる二頭は既に蛹だろうが見つける事が出来ずにいたがこの日も三段階の幼虫が確認できたのだ。おそらくクロアゲハだと思っているけれど「そうではないだろうか⁉」と言う程度なのだが、それより産卵し幼虫が育っている事実が大切なのである。
周囲に自然発芽したコクサギも多く親株も2本健在だけれどどれにも幼虫はおろか食痕さえも無いのが不思議と言えば不思議である。客観的に見れば母チョウが「変わり者」で「こだわりが強い」と観る事も出来るけれど一方では多くのコクサギの中から「この一本」だけに産卵している事実はやはり「昆虫スコイぜ!」を感じてしまうのだった。下の写真は同一体なのだが真上から写した頭部には毛羽立ち風の物は無いけれど横から撮影したのには何やら付着しているのか突き出ているのか不明な物体が見える。拡大してみたけれど何か判らなかった。更に不思議なのは10月末のこの段階の幼虫も姿勢が同じで頭部を持ち上げたまま静止しているのだ。ペタッと伏せていればなお目立たないのに何でだろうねぇ。