トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

二点位置流れ・昆虫スコイぜ!「コクサギに後続態」

2023-11-15 | 小父のお隣さん

 コクサギを植えて20年目にしてようやくアゲハが産卵し幼虫が育った事は既にアップしたのだがまだ後続態員がいた。最初に発見した10月末の恐らく終齢と思われる二頭は既に蛹だろうが見つける事が出来ずにいたがこの日も三段階の幼虫が確認できたのだ。おそらくクロアゲハだと思っているけれど「そうではないだろうか⁉」と言う程度なのだが、それより産卵し幼虫が育っている事実が大切なのである。

             

 周囲に自然発芽したコクサギも多く親株も2本健在だけれどどれにも幼虫はおろか食痕さえも無いのが不思議と言えば不思議である。客観的に見れば母チョウが「変わり者」で「こだわりが強い」と観る事も出来るけれど一方では多くのコクサギの中から「この一本」だけに産卵している事実はやはり「昆虫スコイぜ!」を感じてしまうのだった。下の写真は同一体なのだが真上から写した頭部には毛羽立ち風の物は無いけれど横から撮影したのには何やら付着しているのか突き出ているのか不明な物体が見える。拡大してみたけれど何か判らなかった。更に不思議なのは10月末のこの段階の幼虫も姿勢が同じで頭部を持ち上げたまま静止しているのだ。ペタッと伏せていればなお目立たないのに何でだろうねぇ。


今日のエッ!品「キクラゲのバター塩胡椒」

2023-11-15 | 何よりの楽しみ

 林床の整備途上で大きなキクラゲを見つけた。クワや孟宗竹の枯れ木には時としてキクラゲが発生しているのだ。特段、鵜の目鷹の目遠視の目という訳でも無いけれど視線は吸い寄せられるのだった。先般、ヤマザクラとコナラの伐採木に今期二度もヒラタケと思われるキノコの群生があったのだけれど確定できずに見送ったのだった。しかしどう間違ってもキクラゲに有毒の種はない。ウスタケやイグチなど採集に出かけなくなって久しいので野生のキノコを食するのはキクラゲだけになってしまったのである。

 さて、どう調理しようかなんて考える事も無く「塩コショウでバター炒め」の選択肢しか浮かばなかった。それでも最初からフライパンでは肉厚の食感がそがれてしまう。そこでまずはラップで密閉してレンジで加熱し火を通してからフライパンでさっと味付けしたのだ。隠し味に市販の出汁を少し落してプリプリの出来上がりを頂く。「もうーっ」噛みしめたとたんに震えが来たのだった。こんな物でもそれほど美味しいし旨い!。山菜等、山野の物は採集しないのが小生の矜持ではあるけれどキクラゲだけは見つければ頂いてしまうのだ。枯れ木に花を咲かせたのが花咲爺さんであるけれど小生はさしずめ枯れ木のキノコを採るのだからこぶとり爺さん⁉、太ってもいないのでちっと違うような、もう一つは茸とり爺さんだがかぐや姫の物語の爺さんほど恵まれてもおらんし・・・。それはさておき旨かった。ちなみに胡椒は粗いブラックペッパーである。