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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

臍の胡麻の臭い

2023-11-08 | 小父のお隣さん

 一晩で60mmほどの降雨があった。久しぶりのまとまった降雨だったから移植した彼岸花やキジョラン、花菜の散布種子には大歓迎された事だろう。一方気になったのは先日に送水管を再敷設した沈泥分水池の様子で雨上がりに確認に行ったのだがその帰りに林内でタカチホヘビと遭遇した。先日見た受傷個体かと思って拾い上げてみたのだが健康体だった。背中の黒い筋模様は薄かったから一瞬は疑ってみたもののタカチホヘビで間違いなかろう。

 この日は雨後の見回りだったから手袋の用意はしてなく素手で捕まえたのだが車に戻る途中、何となく腕の振りに伴って臭気が来る。思い当たるので掌の臭いを嗅いだらまさしく手のひらから発していて臭いにも記憶がある。それは臍の胡麻の臭いに近いのだった。ヘビ自体は「生臭い」のは承知だけれど大抵は素手でなく手袋を装着して保持する時が多いので臭いの事までは気が付かなかった。臍の穴に指を入れ臭いを嗅いだのは何時頃の事だろうか。こう言う埒も無い記憶を再生するのも回想療法に役立つのだろうか…と何時もの埒も無い妄想が始まるのだった。それもタカチホヘビの体臭で、である。タカチホヘビは臍の胡麻の臭いだったが小生の加齢臭はどんな香りなのか自分では判らない。まあ、犬も寄っては来ないから判る時は無いのだろうきっと・・・。

      

 


今日の素労風努「オキアミ仕立てのキムチ糀漬け」

2023-11-08 | 何よりの楽しみ

 作り置きのお惣菜として重宝している人には言えない食べ物ではある。自分的にはヒット作だし「マイブーム」の食品でもあるけれど「美味しい・旨い・ギョエーッ!」と感激感動したところで「どうぞ」とは言えない「エッ!品」なのである。イナゴを投入した「エッ!品」は食べ終えるので次のキムチ糀漬けを仕込んだ。今回のレシピは切干大根とアミエビ、干しシイタケを使ってみる。ベースはキムチ、塩昆布、糀である。

 写真で判るように納豆とヨーグルトも入れた。背景には青森の発酵郷土食「ごど」があって、ごどの複合発酵品を目指したのである。ごどの様に数種類の菌を活用するのは一般的には僅少で言わば発酵品として学問的には「雑菌汚染」と言われかねない一角ではあるもののこの「複合発酵品」そのものに価値がある食品でもある。それを何としても我が台所で大成させたい。「ごど」そのものは既に試作しているが、それを上回る美味しさと保健健康発酵食品を実現するのだ。ナンチャラカンチャラ。

 常温物と加熱品      最後にヨーグルトを加える

 キムチはあらかじめ一晩加温して戻した糀と混ぜておく。干しシイタケと干しアミエビ、切干大根、塩昆布は鍋に投入して味醂と醤油で佃煮風に作り冷ましてから混ぜ合わせて冷蔵庫内で熟成させる。キムチは今回も1㎏を用意したが混ぜ合わせたら丁度容器二個分に収まった。

 放言すればかの発酵学の大家、小泉博士や発酵の旅を時々は放映される小雪女史でもびっくり仰天玉手箱な複合発酵食品がここにある!。とは少々言いすぎだけれど自分なりには「美味しい・旨い」と言うしかない。後輩の栄養士にこのレシピでの栄養価を問うたのだが「ギョエーッ、何も言えない…」でメールは終わったのだった。何て骨体ご老体・・・。