低年金高齢者なので「喰っちゃぁ寝、喰っちゃぁ寝」は出来ないもののかといって日傭取の仕事がある訳でも無し、てなもんや三度笠だから普段は手出しなどしない雑木林のネザサが繁茂していて威之志士様の跋扈蹂躙を許す元、いいえ、跋扈蹂躙は許さなくても「毎度!」であるのだが見通しを悪くすると侵出範囲を拡大させる要素にもなるから「まあ、大した手間でも無いし…」と刈り払ってきた。対象がネザサであるから選択などありえず刈り刃を斜めに株元へ突っ込むように痛めつつ刈る。丈が三尺近くともなると刈り払った跡の残渣もうっとおしいけれどとりあえずは放置して乾燥である。
この場所は草地として設えていたのだが何処のご仁か知らないけれど疾風のように現れて疾風のように去っていき、後には密植されていく苗ばかりが増えて今の姿になってしまった。時間帯も異なるし勝手に植えた物であっても勝手に処分も出来ず放置状態だったのだが、さすがにネザサの繁殖まで許すわけにはいかない。その上、林の上部には3,300Vの高圧送電線が通っていて一部は線に触れるようになっている。そんな状況なので今冬は「保安伐採」として送電線下の樹木を伐採して送電事故を発生しない様にしたいのだ。既にここより山腹側は「奥の院」として架線下は大木を伐採したのが数年前で、ある意味「着手できなかった場所」なのだが今期の様子を振り返ると手入に入っている痕跡も無かったので手を出してみた。こんな事でも「ご注進!ご注進!」とばかり担当部局にクレームを入れるご仁とは合点承知の助であるゆえにまあ、様子見でもある。