トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「既に残ったのは二種になった…」

2023-11-12 | 小父のお隣さん

 フイールドの見回りをしても生物の姿は少なくなった。楽しみにしていたトンボもマユタテアカネとオオアオイトトンボだけになってしまったようだ。飛翔を眺められるのも日当たりの良いトンボ池周囲だけで既に山の陰になっている所ではニホンアカガエルが跳び出るくらいである。この日は「でかいトンボだ、ヤンマか⁉」と追っていたらお繋がりしているマユタテアカネで、これはこれでガッカリしてしまう。特に強調しておきたいのはカップルを羨んでいる訳でも無い「この寒いのにご苦労さん!」とねぎらう気持ちがあるのだ、という事にしておこう。

 そんなカップルを指はくわえないけれどカメラを構えて見てたら頭上のネザサから垂れ下がった蔓にオオアオイトトンボが止まったのだ。丁度顔前40cmほどのところで優しいトンボなのである。老眼の小生に丁度明視距離で止まってくれたのだった。まあ人生、見せつける輩もいればご老体に配慮し、さりげなくおもてなしをしてくれる輩もいる。しかし、ここで忘れてはならないのは小生が好きなのはマユタテアカネで、出自が魚沼の雅な米作百姓に通じるマユタテ化粧があるからなのだ。それに引き換え、オオアオイトトンボは暑い盛りは涼しい林内の暗がりに潜み寒くなると温く溜まりにこぞって現れる根性が嫌いだ。しかし、この二種は師走まで殿を競うトンボなので区別も差別もしない。ただその期の終見日を記録したいのであるが、この二種だけとなるともうトンボの季節は終わりでもある。


今日のエッ!品「トウガンの寒天とじ」

2023-11-12 | 何よりの楽しみ

 トウガンを頂いたのだ。店頭に1/4切れで並んでいるのは横目で通り過ぎるだけだったから初物となる。3個あるからとりあえず葛粉でとじようとしたのだが片栗粉が無かった。「あるもので…」と棚を物色したらゼラチンと寒天粉がある。ゼラチンの賞味期限は2013だったが未開封だし使う事にしたのだが傷みにくい寒天粉を代用にしてみたのだった。どうせ作るならとろみ程度ではなく羊羹風に作ろうと寒天の量を多めにして加熱したのだった。

 さて、出来上がりは如何⁉、遺憾ではプライドが大いに凹むのだが一口入れてみるとトウガンとは思えない食感だった。最初に感じたのは未熟なジャガイモの煮物、てなもんや三度笠、いいえ、てなもんや三度噛みして確信したのである。寒天の影響なのかどうかは判りかねるがトウガンそのものだけを噛みしめても食感はやはりジャガイモ風なのである。おいらって魔法使いになったよう・・・。

 まあ、とにもかくにもトウガンを寒天で閉じることなど行う人はまずいないだろうが「不味い!」事は無かった。考えるまでも無く寒天に味は無いし味そのものはトウガンの煮付けそのものなのだから当たり前だのクラッカーだわい。しかしなあ、寒天とじとしたばっかりに冷ものとして食べる羽目になって急に冷え込んできた今日日この頃ではちと塩梅がよろしくなかった。次の2個は温まる調理によう。