先日の事、林床のネザサ刈りを行ったのだが切断して放置されたままになっている朽木が迷惑だった。重なり合って半分朽ちているような朽木周りにはネザサの勢いも良いのだけれど刈り刃を突っ込み地下茎を傷めつつ刈る芸当は出来ない。結局は上辺だけ刈るか一旦作業は止めて朽木を片付けてから再開するかの択一を迫られる。しかし作業当事者としてはリズムを乱されたくないので上辺だけの処理で済ますのだが結果はその部分だけネザサの株が大きくなると言う悪循環に陥るのだった。
この日は林床の朽木を集積する事に合わせ最終集積場所の朽木の再集積も行った。これを行う事で朽ちて高さが減った集積部の通路への張り出しを減らせる。これにより集積部が2mほど後退したので踏み跡も迂回ルートではなく緩やかな曲線を描いた踏み跡になるのだ。まずは林内のクワの朽木から処理する。高圧送電線の保全伐採で中途切断され立ち枯れとなったままの枯れ木も含め切断処理しスッキリさせた。
現在の伐採樹の集積場所はナラ枯れで根の支えが無くなり倒木となったコナラの大木の幹を処理できないままに斜面から倒れた状態で太枝のみを切断し幹の周囲に集積したのだが既に腐食が進み集積部はボロボロ状態になったのとまだ形を留めている中央部残りの部分との混在だった。鳶口を打って形が残っている部分を曳きだして山側に再集積した。倒れた幹の通路部分は径が60cmはあったけれど出っ張っていると避ける距離が大きい従来通りのままになるので思い切って切断して全体で2mほど斜面側に後退させることが出来た。これで通路を一望しても奥まで見通しが効くようになってすっきりしたし威之志士様も少しは警戒してくれるだろう。幹の部分も1mほど詰めて後退させたかったものの三つ又部分で鳶口では転がせずとりあえずは切断したままになった。