トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

個性濃縮、金輪際嫌!

2015-06-24 | 小人閑居して憮然
 コウゾの実でジャムを作ってみた。二度目はあり得ず、瓶一杯のジャムをどうしようかとお悩み中になってしまった。
 粘性があるから浮いてくる種子は取りにくいし、砂糖を入れレモン汁を入れてもコウゾの実独特の味わいが消えない。好き嫌いの評価が別れやすい果実の理由はこの個性にあるのだと遅まきながら納得した次第である。これではクワの実ジャムの方が格段に高級品に思え、今季手を出さなかったのが惜しまれる。みなさん!コウゾの実のジャムは微妙ですよ。でも、「蓼食う虫も好き好き」と言うし、お好きなようにだな。今回のジャム、試食した残りは微生物パワー液「えひめAI」の加糖材料にする。もう口にしたくない…。
 ちなみに「金輪際手を出さない」と思ったのがもう一つあり「スッポンダケのスープ」だ。小生に必須の「スッポンだけのスープ」では無い。美味しくしようとビーフ仕立てにしたのが未だに悔やまれる。
  250g採取     泡が出過ぎ    試食した

今日のトンボ「イトトンボの羽化」

2015-06-23 | 小父のお隣さん
 水見回りで度々水辺を移動していると我が脳細胞にも情報蓄積が行われる。その一方で認知症の発現物質の蓄積も行われているはずなのだが、それは知らなくても良い事だ。
 雨後の曇りの朝は羽化が遅くなりやすいし、イトトンボに限って言えば羽化する好みの植物があるみたいだ。正確な名前は知らないけれど水田雑草の「キシュウスズメノヒエ」と思われる細い茎に多くの孵化痕跡が残っている。体のサイズに合わせたのか、一番危険な羽化の時間を似たような植物でカモフラージュする防衛本能なのだかは知る由もないけれど、見事に集中するのは偶然ではないだろう。

掘り出して御免!

2015-06-23 | 小人閑居して憮然
 近くに樹木がある場所を掘り返していると、時折はやってしまう「セミの幼虫」掘り出しだが、今回は予期せぬ意外な場所だった。それは昔棚田で現在はビオトープの堤形成のため土を掘っていた場所である。樹木や植物の根は進入していたから樹液を吸うには困らない環境かもしれないけれど意外だった事は間違いない。
 今回、それも2匹で1匹はまだ若くて今まで見たことのない形態の幼虫だ。当然、何齢かは不明だけれど茶色の個体は今季羽化する個体だろうと思ってみた。
   若く見える        十分成熟

雨季に入る前に

2015-06-23 | 水辺環境の保全
 そろそろ梅雨も本番となりそうで各地のゲリラ豪雨を聞くと気が急いてくる。越境作業をしている隣地のビオトープで分水池の完成を急いだ。ところがである肝心の制水板が収まらない。埋め込み部が長すぎて入らないのだ。放流路へのオーバーフローは出来ていたから、急遽丸太二本を立てその間隙で制水させておく事にした。雨さえ降らなければ明日にでも制水板と差し替えできるが、明日朝まで降雨の予報だから思わぬ雨量で造成中のビオトープの堤やその下棚の棚田に被害を出したくはない。
 今まで1㎡大の落ち込みプールが三坪ほどの池に生まれ変わった。満足感は十分だけれど身体はくたくたである。
  池部掘削前     制水板以外はおおむね完成した

今日のトンボ「キイトトンボは綺麗」

2015-06-22 | 小父のお隣さん
 しばらく姿を見せなかったキイトトンボがトンボ池に現れた。キイトトンボのツイツイと飛翔する姿は小父さんなれどキュンとする。それはともかく鮮やかな黄色は葉色に取り囲まれると更に鮮やかに見え美しい。アジアイトトンボもそうなのだが何時も生息を確認できる訳でもなく発生期間を通してポツン、ポツンとしか現れない。そういうものかどうかは、ここだけしか承知していないから判らない。

水準の確認

2015-06-22 | 水辺環境の保全
 上棚からの落ち込み部、面積は一畳ほどだが水深は股下まである。ここの水面を二坪ほどに拡幅し合わせてビオトープ、棚田、泥水池の越流を防ぐための分水路を設える。そのために分水路への水勾配を確認しないと堰やオーバーフローの高さを決められない。
 堤を構築する採土と合わせ池の拡幅をしているのだが、大事な放水路への水勾配は大丈夫のようだ。想定する池の大きさまで拡幅できたら放水路へのオーバーフロー部と水辺への流水制限板を埋める。掘り取った土で築いた堤の中さは40mに達する。大陸的に表現すれば「千里の堤防も小生のスコップ1杯から」である。
   放水路への水準を見る      堤の全景

装甲歩行兵器AT-ATじゃなくて…

2015-06-22 | 感じるままの回り道
 やっぱり装甲歩行兵器AT-ATにしか見えない。映画「スターウォーズ」に出てくる兵器の中で記憶に残る好みのメカだ。
 このゾウムシ、ひっくり返すとAT-ATにしか見えてこない。映画を見た頃は「ラクダを摸した」と思っていたのだが、このゾウムシを見てから着想は「これだ!」と確信した。まあ、どうでも良い事なのだが、このゾウムシ「シロコブゾウムシ」か「ヒメシロコブゾウムシ」か…当たらずとも遠からず!?。それにしても「死んだふり」長くて「ゾウさんゾウさん、死んだふり長いのね…」と突っ込みを歌ってしまいそう。
      蚤みたい…          やっぱAT-ATだ

畦の脆弱性 2

2015-06-21 | 感じるままの回り道
 隣接グループ活動圏のビオトープに了解を得て作業している。畦塗りのやり方が畦の脆弱性を助長していく現実は前回記したが、今回も作り方に起因した脆弱性だ。
 トップ写真の様にビオトープの水路や池は掘り上げた泥土が積み上げられ、一見高さはあるのだが質がとても悪い。池や水路の浚渫時、畦の草刈りはしないし水際に繁茂した植物は浚った泥と一緒に畦の植生の上に積み上げられてきた。当然、植物体は腐食し小動物を呼び込み猪を呼ぶ。泥よりも植物体が多い積み上げに加え締め固めをしないのでフカフカな畦の状態になっている。これでは猪に容易に崩されるし降雨や出水時には水の圧力に負けてしまう。
 今回、堤の強化を施すために今年掘り上げた植物体を除去したところ大きな漏水孔が出てきた。下段の棚田に漏水口があるから、この面で流入しているのは承知だったけれど場所の確定ができなかった。今回、見つかった漏水孔は30㎝掘り下げたら横穴があってそこに落ちている。とりあえず周囲を崩し粘土を踏み込んでこの一カ所は潰した。
 畦や水面内の植物体と泥を積み上げていると、漏水孔さえ見えにくい。
   漏水孔現る       掘り下げて更に太い孔

ハマナスパン

2015-06-21 | 何よりの楽しみ
 時折、自然観察に来るH氏が自作のハマナスパンを持って来てくれた。ハマナスの香りがするからと言うのだが、小生、ハマナスの実物は見た事が無いし香りも知らなくて「バラの仲間」程度の認識力でバラの花の香りに近いのかとも思ったが失礼ながら良く分からなかった。
 とは言え午後の時間、おやつには丁度良い量と美味しさだった。ジャムの話もでたから目前のコウゾの実に案内したのだが食指は動かなかったみたいだ。小生、今季はクワの実ジャムを加工しなかったからコウゾの実ジャムでも作ってみようか。少々恐ろしい味のするジャムになりそう…。
 話は変わって、先日小生の自宅に来た折り「家の植物が元気がなくて…」と言うから「えひめAI」の原液と特集号の「農業世界」を渡した。その結果報告で「すごく元気になりました。ハマナスの繁殖に取り組んでいる知人にも知らせたい」との由。小生、「えひめAI」は効果の実感無く従前から使用しているのだが「効くのだ」と初めて思った次第。まあ、ハマナスの繁殖株が元気になってくれれば良し。

今日のとんぼ「オニヤンマ初見」

2015-06-20 | 小父のお隣さん
 隣地のビオトープで畦の胴突きをしていた時の事、視線の先に大型のトンボがいる。そのまま上昇してクワノキの上部に止まった、翅だけ視認できるがケータイでは描写できなかった。午後、散策に来たH氏と駐車場で談笑中にも飛行してきた。H氏も「オニヤンマだ!」と認識したから間違いないだろう。既に飛翔を確認しているクロギンやヤブヤンマはここまでは出てこない。撮影できなかったのが悔しいけれど、今日が初見のカブトムシで代用だ。
                      

今日のトンボ「オオシオカラの♀?」

2015-06-20 | 小父のお隣さん
 
池の傍にいた個体、一見、オオシオカラトンボの♀風に見たのだが尾の先端に違和感がある。周囲で♂と駆け引きしていた♀と比較しても同じには見えなかった。個体差や成熟度でバリエーションの幅があるのは承知だけれど、そうなるともう判断は無理だ。最もポビュラーでなおかつ何時も見ている種類だけが自信を以て名前を言える。何とも情けない。
 水辺を構築しトンボの発生を見れるようになったけれど、それは反面「迷宮の始まり」でもあった。

客土でなく活土

2015-06-20 | 水辺環境の保全
 本日も越境施工だ。堤の構築と陥没面の盛り土作業の了解を得ている。必要な土が周辺にないから、いきおい箱庭と同じく作業面内だけでやりくりせねばならない。結果的に今まで掘り上げた土の山を崩し用土とせざるを得なく、この事が池の面積を拡張する事につながる。
 畑の中へなら客土だが、ここでは利用されずにいる土を堤に転用するから「客土」でなく「活土」と言えよう。
 土は一輪車で数十メートル運び堤を形成する。一輪車一杯分は運んでみると僅かな量で指折り数えると眩暈がするが、良くしたもので一車また一車と運び続けると山は低くなるし堤は高く長く伸びてくる。
  掘り取り初め ➡  掘り取り中       活土先

今日のトンボ「ミヤマカワトンボ」

2015-06-19 | 小父のお隣さん
 茶系のトンボが視野の端を横切った。「マルタンヤンマだ!」と一瞬思ったが視線を送って少々がっかりした。セリの葉に降りたのは茶色い大型のカワトンボだった。名前が出てこず初観測のトンボと期待したのだが、PCの変換候補に「ミヤマカワトンボ」と一番に出てきたから過去に見ているに違いない。ブログの引っ越しで「初見・初聞き」のファイルが失われたので確認しにくい。記憶にはないから感覚的には初観測に近いぬか喜びだった。

ビオトープの畦補強

2015-06-19 | 水辺環境の保全
 しばらくは越境作業だ。池の形状には手を付けないで下手側の畦を太く高くして越流しないようにするのである。棚田の地形で上部が越流氾濫すると棚は崩壊するし下の水辺は大きな被害を被る。一旦破壊されたら修復する元気はないから「転ばぬ先の杖」上部の越流氾濫防止に手を出させてもらった。
 とりあえずは下手の畦を作る事が目的だけれど十分な土が無い。長年泥浚いで積みあがった土は、どういうわけか上手に積んである。これでは氾濫防止の役には立たないし湛水能力も上がらない。どんな理由でこうしてきたのか尋ねる訳にもいかないから「土が不足」の一点で掘り取りと移動の了解を取るしか道はなさそうだ。とりあえずの採土個所は上棚からの落ち込みプールを拡大するのを兼ねて採る。
    採土部分           作業場所全景

基本的虫権

2015-06-19 | 感じるままの回り道
 オランウータンにも基本的人権があると争われているニュースを見た。小生、類人猿に人権をとはスッキリしないが意味するところは理解できる。宇宙船地球号で拡大解釈すれば本来は「生きとし生きるもの」全てに適用しなければならない事かもしれない。
 難しい事や厄介な内容は回避するのが習性の小生には扱いにくい範疇なのだが、小生物の世界でも「あながち」でもないのかもと思う一瞬がある。この頃マスコミに登場する「LBGT」と言う単語、老眼的に視聴すればトンボの世界でも垣間見た意識がある。もちろん「こじつけ」みたいな面もあるけれど、シオカラトンボの♂同士が連結飛行をしようと試みていた場面や写真の様にファイトもなく♂同士でご対面なんて場面は珍しくもない。道理はないから、だから何だと問われれば二の句は無いのだが生命体の有りようや生き様なんて本来多様なものだろうと思っている。