トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

コクワガタを追い出してしまった・・・

2020-04-04 | 小父のお隣さん
 傾斜水路の河床に並べた腐木の隙間に粘土を詰めていた時、コクワガタが姿を見せた。恐らく放置され腐食が進むばかりの丸太で越冬していたと思われる。
 今更、野に放っても隠れる場所を見つけられるかどうか、種液も出ていない時期なので食料にありつけれるかどうか定かではないので自宅で放生出来る時期まで飼育する事にした。

 家の虫かごに竹紛を敷き、昆虫ゼリーが無いので蜂蜜とリンゴを用意したものの、食べる事は無く潜ってしまった。まあ、夜行性だから当たり前だろうけれど、昆虫ゼリーを調達する時間稼ぎが出来るという事か・・・。

棚田部「猪走り」の解消3 「エコトーンの護岸」

2020-04-04 | 今日は真面目に
 護岸木を並べ、多少の調整は必要だとしても用材の不足はなさそうだ。先に護岸木を固定する位置にミゾを掘り丸太を据え杭で固定しておく。その位置まで水面となるので切り取られる土の部分はエコトーンになる枠内に運び埋め立てる算段である。
 埋め立てるにあたり土の移動量が多いから一輪車を使うけれどバタ板を敷き走路としなければ一輪車は動けない。朽ち始めているがまだ使えそうな板が3枚あるから、なんとか作業は成立しそうである。

 刈り払いや見回りを楽にして、なおかつ生物の安全地帯とするべく拡幅した水際だったのだが、結果的には威野志士様の跋扈蹂躙の場になってしまって、見回るにも足を踏み入れたくない場所になったのであった。仕方が無いから元の木阿弥、でもなく土の量が増したので高さを設える事が出来そうで、これで泥濘化しないで済みそうだ。
 盛ったり崩したり、ほんと姥捨て山の三途の河原、泥積みしては鬼に崩される、のは小生なので「鬼は自身に住む」のだろうね。

             ➡   遅々として進まず

黒いシュレーゲルアオガエル、シュレーゲルアオガエルの初見

2020-04-03 | 小父のお隣さん
 棚田部で作業中に護岸木近くで桜の花びらが動くのだ。よく見たらシュレーゲルアオガエルの背に花びらが張り付いていた。「めったにない!」どころか再び現れる機会ではないので撮影しようとしてもゴム引き手袋は脱げないしカメラは陸地だしで、もたついている間に草むらに入って花びらは外れてしまった。そこにいたのはアオガエルとは名ばかりの黒いカエルだ。目の周りに隈取が無いのでアマガエルではない。鳴き声は3月から聞いているけれど個体を視認したのは今期初である。

 黒い個体は昨季の4月23日にも撮影していたので、この時期のありふれた体色なのだろう。腹部の薄い黄色は泥にまみれていても美しいと思いつつ眺めて気が付いた。「目玉が意外に大きい」のだった。いつも穴の中にいる習性からの特徴なら納得するが、動き回るほどの穴ではないので小生の勘違いかもしれない。

                   
  

芳香蒸留水3種類

2020-04-03 | 何よりの楽しみ
 前回、金柑の芳香蒸留水を作ったのは半割にしたのだった。今回は丸ごとそのまま使ってみた。果肉が露出しているのと露出していないのとの違いがあるかどうか確かめたい。加熱蒸留後の果実を食してみると金柑の味は損なわれていない。このまま種子さえ外せばシロップやジャムに再任用出来そうだったものの「糖分取り過ぎ」の方向に彷徨しそうなので芳香だけで良しとした。
 検証したかった香りの違いは小生の鼻では判別不可能だった。芳香蒸留水で遊んでいてもあまり鼻が利いていないのは分けた相手の感想を聞いて理解している・・・。ワインなんとかとか調香師にはなれない小生である。「頑張れば道が開ける」なんて真っ赤な嘘っぱちなのである。この歳でようやく理解した。
  加熱前   ➡    加熱蒸留後

 ダイダイも入手できたので蒸留してみる。果肉は酸っぱいし皮は苦いしで正月のお飾りに使う以外は用途が無いのだそうで、皮の色合いは素晴らしい橙色なのに見た目と中身は一致しない一例か・・・。皮は苦くても皮裏の白いスポンジ状の肉は健康成分が豊富だと記憶にある。ここだけはぎ取って使えれば使いたいけれど、何かサプリメントみたいな使い方では身の丈に合わない。
 ところがである。2回目は白い部分を外して蒸留してみようと考えつつ皮を眺めると白い部分の方が圧倒的に量が多いのだ。割合にして6割程度になるのではないだろうか。そこで「もったいない」が始動してしまった。

 白い部分を調べてみると「アルベド」と呼ぶのだそうで、この中にはビタミンPと言われるヘスペリジン(フラボノイドの一種)の宝庫だった。「温州ミカンの袋や筋を食べたほうが健康成分を摂りやすい」ということは知っていたけれどダイダイの層の厚さは半端では無いのだった。今度は芳香蒸留水でなく、ダイダイのアルベドにストーカーをしてしまいそう・・・。
 周辺にはダイダイの成木が結構あるが果実はほとんど食されずに捨てられている様子だ。会友は「皮は苦いし実は酸っぱいし」とお飾りの天辺程度の用途と割り切っていたけれど「苦さ・酸っぱさ・ヘスペリジン」三要素の利用価値は十二分にあると思った。
         加熱前   ➡    加熱蒸留後

 ヒノキは暮れに採集した葉よりも艶やかで緑が増している様に見えたが新葉はまだ出ていない。それでもと用材調達で伐採したヒノキの葉を持ち帰って蒸留してみた。ミカンの皮よりも精油成分が多く浮かんだように見えたが、最終的には移し替える時に容器の油汚れとして失われていく。芳香蒸留水としての香りは「やや青臭い」感もあるけれど、これも入浴剤として利用できるだろう。
 まあ、なんだかんだと悪戯しているが蒸留しないで風呂に直接投げ込んだ方が手っ取り早い感はもちろんあるものの結果じゃないのよ人生は!
             加熱前   ➡    加熱蒸留後    少し精油成分が

イベントの準備

2020-04-02 | 今日は真面目に
 春のイベントで「芳香蒸留水」を実演・小分けする事になった。フイールドで行うから冷却水を使える場所はトイレ脇の蛇口しかない。そこに払い下げ品の厨房機器だった台を据えた。これに先立ち冷却水をとる散水栓も増設して従来の蛇口とが台の両脇にあることになり二基の蒸留装置が使える。
 蛇口を増設したのは現在使用中の蛇口から冷却水をとると手洗いに使えなくなる。この代わりに水タンクを据えて手洗いに使ってもらう手もあるけれど、先々の事を考えると蛇口二つあっても良かろう。と言っても使うのは小生だけだろうから、この点に支出させるのは申し訳なく思ったものの、代表の快諾で取り付けた。蛇口のネジと配管のネジの大きさが異なり、接続パーツにすったもんだしたものの結局はホームセンターにあったフランジでうまくいったのだった。

 作業台を据えるのは水平とガタつきが無ければ良いので水準器で水平を見つつ、台の脚を載せる基礎にコンクリートの廃棄塊を据え決めて終わり。作業する立ち位置にレンガの破砕礫を敷き足場を固めた。これで芳香蒸留水を作る場所は用意できた。

              水栓を増設   ➡    作業台を設置

 週末、蘇とシロップ作りのお節介に出かけてお土産に「はるみ」と「文旦」、「レモン」を頂いて帰ってきた。「はるみ」は既に適期が過ぎて貴重品だったのだが食べるのと痛むのとの競争みたいな時期になっているから「はるみ発酵シロップ」を4リットルのボトルに仕込みした。
 仕込み中に思ったのは「こんなに飲むのも行き過ぎ」ということで「イベントで美味しさを試飲」が適切だろうと思い立った。あの美味しさは半端では無いのである。3週間前なので完成する時間はある。急遽、コンビニまで白砂糖を購入に出かけ「はるみ1.8㎏、白砂糖2㎏で仕込み終了した。
 イベント当日は小さな紙コップと強炭酸水を用意して試飲してもらう算段なのだが、実費徴収でも構わないか・・・。要は代表の判断次第だ。

雨の日の手慰み「キッチンマスク」

2020-04-01 | 今日は真面目に
 雨の日は如何ともしがたい。「お爺殺すに刃物はいらぬ。雨の三日も降れば良い」なんだろうが、豪雪地帯で半年も冬ごもりして育った小生としては手慰みで晴れをまつ。それにつけても昨今の若者、感染爆発避けられるかどうかの瀬戸際で、我慢も辛抱も耐えるも出来ないのが増えたのか阿呆が増えたのか年寄りよりも呆けている。

 それはともかく世間はマスクや衛生資材が不足だとかだが小生、山にいる限りはマスクなど不要なもののフルフェースの防護マスクはチェーンソー作業には必要だ。
 そんなことやらなんやらでキッチン周りの素材でマスクを作ってみた。これで午前中は生き生き出来る。まずはコーヒーフイルターで作ってみる。縁に穴を開け輪ゴムを通したもののフイット感が悪い。裁縫箱にゴム紐があるのを思い出して使ってみた。まずまずの出来栄えで空気漏れも少ない。

 コーヒーフイルターでの一作目は外周に補強の裏打ちをしてみた。アイロン接着芯が無かったからラベルシール用紙で代用したけれど、あくまで応急のマスクだから裏打ちは必要とせず「早い/安い」が身上である。キッチンペーパーでも作ってみる。こちらは裏打ちした方が安心する。ホチキス止めなのでシールを貼って金属部を隠し安全性を高めた。
 閲覧した作り方にはボンドで接着しているのが多かったけれど小生は両面接着テープで済ました。こっちの方が手際が良い。補強にガムテープを使ったタイプは臭いが気になったし、接着テープならそういう事も無いのだった。

 キッチンペーパーも良い素材だと思い、折りヒダの工夫をネットで検索したら手作りマスクのオンパレードで、既にキッチンペーパーもコーヒーフイルターも取り上げられていた。人の考えは似たようなものだと感じたのであった。
 結果としてプリーツのあるキッチンペーパーマスクよりコーヒーフイルター式のマスクの方が密閉度も装着感も手軽さも勝っている。輪ゴムは簡便でも装着感が悪く、ここは髪を束ねるゴム紐が適当なのだろう。

**深川も波難の盛りとなりにけり、でテレ詠み会

2020-04-01 | 合混で闘作すれば
                  後は知らない キャリアの特攻
                  世代違えど ろくでなし ハアコリャコリャ    トロル

                  風来坊が 感染広ぐ
                  いつの間にやら はしご避け ハアコリャコリャ  植木

                  国を守ると 悲壮の特攻
                  コロナゲリラは 能天気 ハアコリャコリャ    呆痴民

                  出るなとなれど 出たがる頃な
                  デジタル世代は 〇か✖ ハアコリャコリャ    山頭火

                  断密悩まし 密接密集
                  密閉されれば 人恋死 ハアコリャコリャ     小遊三

                  飲食娯楽 遊興さえも
                  必須早急 虚けもん ハアコリャコリャ      触傪人

                  コロナ終息 目途など無いさ
                  大丈夫じゃー ないんだよ ハアコリャコリャ   けん

                  大義に殉じ 蟻んこ特攻
                  身勝手大道 キリギリス ハアコリャコリャ    鶴田

                  世代の火力 アドレナリンも
                  知性育たず クラスター ハアコリャコリャ    日野春

                  私だけはや 俺たちだけは
                  正常バイアス 爆発だー ハアコリャコリャ    岡本

                  知らぬが半兵衛 呼気胸中に
                  コロナ孕んだ クラスター ハアコリャコリャ   中村

                  避難移動で 運んだコロナ
                  私だけはで また一打 ハアコリャコリャ     猿飛 

                  広げるネットに 抑えるネット
                  まこと浮世は デジタル化 ハアコリャコリャ   罵笑

                  こらえ出来ない 放縦世代
                  堪忍どすえー 媒介道 ハアコリャコリャ     舞子 

                  あっちこっちと 旅して移す
                  後は岬の 崖っぷち ハアコリャコリャ     レミング