トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

泥水池の濁り

2023-11-16 | 小父のお隣さん

 冬になるとほぼ毎晩、水鳥の飛来がある泥水池である。濁り水が流入していないのに特定の水域だけ濁りが強くなっている寒い朝なのだ。近くで水面を眺めれば羽毛が浮いているし、特に棚田部への飛来は毎年の事で秋たけなわの頃までは水域全体にあったシャジクモの群生部が中央部から消失していく。飛来するのは仮の塒と言うだけでなくついでに採餌活動もしているからこその濁りなのだろうと確信しているが飛来する種が不明だ。

 例年、羽毛を採集し判定をS先生に委ねると「コガモ」の答えが返ってくるのが常なのだけれどヤマシギが鳴き声を交わしていた夜間の実体験もあるから羽毛だけでなく撮影して確認したいと常々思っていた。そんな折に助成金で記録用カメラ購入の手立てが出来そうな話が来たから、これは嬉しい。自費で購入しても1万円台で購入できるけれど観察・記録用として自費で済ませなくても好いのならば神仏大地の慈悲に相違ない。

     


降雨後の結果確認

2023-11-16 | 今日は真面目に

 水位も上げ漏水部も根絶したくて第二沈泥分水池の塩ビ管を再敷設し堤を嵩上げし終わった翌日の夜に60mmのまとまった降雨があった。この降水量だと分水池の機能が働くはずなので雨上がりを待って確認に行った。

 水位は敷設した配水管径の丁度半分で分水路へ流れる塩梅だった。予定では管径が水没して分水路へ流出が始まる心づもりだったのだがまあ、測定し配置している訳でも無いすべて目分量なので誤差の範囲としておく。配水管で落とす水量は水切れを起さない通常のチョロ水でさえあれば十分なのであるから良い仕上がりだったと言える。しかしながら分水路に水が流れている事で漏水孔が二つも顕在化していた。先日の始末で地下水路を断つことが出来ず水の流入箇所さえ不明なのが痛いけれど結果的にはこの漏水孔からではない不明の場所だった。

 竹を刺したところが漏水部 ➡  掘り下げてから埋め戻し鎮圧

 とにかくスコップを用意し漏水孔を掘り下げ鎮圧して一件落着させる。大規模に穴を掘り進め埋め戻し鎮圧したいけれどなかなかの労働量になるので何時も上辺だけに終わる。まあ、国家の指導者たちを見習えば何時も上辺だけの鶏の頭脳ぶりだから底辺の孤老が同じレベルなのは感嘆に値しよう。だから簡単に済ましている訳ではない!。まあ、新たな漏水部を潰せたし高積みした堤も安定していたし祝着至極である。

     


二点位置流れ・昆虫スコイぜ!「コクサギに後続態」

2023-11-15 | 小父のお隣さん

 コクサギを植えて20年目にしてようやくアゲハが産卵し幼虫が育った事は既にアップしたのだがまだ後続態員がいた。最初に発見した10月末の恐らく終齢と思われる二頭は既に蛹だろうが見つける事が出来ずにいたがこの日も三段階の幼虫が確認できたのだ。おそらくクロアゲハだと思っているけれど「そうではないだろうか⁉」と言う程度なのだが、それより産卵し幼虫が育っている事実が大切なのである。

             

 周囲に自然発芽したコクサギも多く親株も2本健在だけれどどれにも幼虫はおろか食痕さえも無いのが不思議と言えば不思議である。客観的に見れば母チョウが「変わり者」で「こだわりが強い」と観る事も出来るけれど一方では多くのコクサギの中から「この一本」だけに産卵している事実はやはり「昆虫スコイぜ!」を感じてしまうのだった。下の写真は同一体なのだが真上から写した頭部には毛羽立ち風の物は無いけれど横から撮影したのには何やら付着しているのか突き出ているのか不明な物体が見える。拡大してみたけれど何か判らなかった。更に不思議なのは10月末のこの段階の幼虫も姿勢が同じで頭部を持ち上げたまま静止しているのだ。ペタッと伏せていればなお目立たないのに何でだろうねぇ。


今日のエッ!品「キクラゲのバター塩胡椒」

2023-11-15 | 何よりの楽しみ

 林床の整備途上で大きなキクラゲを見つけた。クワや孟宗竹の枯れ木には時としてキクラゲが発生しているのだ。特段、鵜の目鷹の目遠視の目という訳でも無いけれど視線は吸い寄せられるのだった。先般、ヤマザクラとコナラの伐採木に今期二度もヒラタケと思われるキノコの群生があったのだけれど確定できずに見送ったのだった。しかしどう間違ってもキクラゲに有毒の種はない。ウスタケやイグチなど採集に出かけなくなって久しいので野生のキノコを食するのはキクラゲだけになってしまったのである。

 さて、どう調理しようかなんて考える事も無く「塩コショウでバター炒め」の選択肢しか浮かばなかった。それでも最初からフライパンでは肉厚の食感がそがれてしまう。そこでまずはラップで密閉してレンジで加熱し火を通してからフライパンでさっと味付けしたのだ。隠し味に市販の出汁を少し落してプリプリの出来上がりを頂く。「もうーっ」噛みしめたとたんに震えが来たのだった。こんな物でもそれほど美味しいし旨い!。山菜等、山野の物は採集しないのが小生の矜持ではあるけれどキクラゲだけは見つければ頂いてしまうのだ。枯れ木に花を咲かせたのが花咲爺さんであるけれど小生はさしずめ枯れ木のキノコを採るのだからこぶとり爺さん⁉、太ってもいないのでちっと違うような、もう一つは茸とり爺さんだがかぐや姫の物語の爺さんほど恵まれてもおらんし・・・。それはさておき旨かった。ちなみに胡椒は粗いブラックペッパーである。


沈泥・分水池の送水管 3

2023-11-14 | 水辺環境の保全

 1日でわっぱかになるはずだった作業も足掛け3日を要した。久しぶりの大工事?でもあったからしょうもないと言える。この日は泥水池1の水域内に集積したままになっていた浚渫土を掘り上げ敷設した送水管の上に盛って均せば終了となる。

 水域内の集積土を掘り上げる ➡  掘り取り終了

 集積してある浚渫土の掘り取りは楽でも足場の悪い斜面を運びあげねばならないのだった。最初はスコップ1杯づつ運び上げたものの回数が増えれば足場が泥で汚れ滑り易くなるばかりで運ぶ回数を減らすことは「スリップ危険」のリスクを減らす事でもあるから一輪車を使ってみたけれど斜面に斜めの停車では量を盛れない。それでスコップ5回分程度を運ぶ事にしたのだが今度は長靴が滑る。泥水池を掘削し設えていた頃、このような一輪車作業でアキレス腱断裂の憂き目に遭ったのであるけれど今回はスリップ転落のリスクが高い場所である。足元の斜面は水面から1メートル超と言えど頭部は3m近い位置にあるからスリップ転落でもしようものなら死亡事故にもなりかねないご老体ゆえ慎重に事を運んでどうにか済ます事が出来た。こんな時こそスパイク付き長靴が欲しくなるのだった。


**深川どぶ板長屋水増し酒独酌編

2023-11-13 | 感じるままの回り道

      年を経て想い曳き出た郷愁に胸にあな開く風はすり抜く

      なにも無き二人の間の転校生何でいまさら想う老いの日

      現世も逢えぬ人あり久遠の地遠山の雪連山の麓

      無傷とは言えぬ更身を還す時さらにメス入る臓器摘出

      旅路ゆえ行きかう群れは多かれど越し方独り逝き方独り

      細胞と菌の力で我が身起つ虚人兵なる我が身は未完

     人生最後同級会の集合写真献杯


今日のトンボ「既に残ったのは二種になった…」

2023-11-12 | 小父のお隣さん

 フイールドの見回りをしても生物の姿は少なくなった。楽しみにしていたトンボもマユタテアカネとオオアオイトトンボだけになってしまったようだ。飛翔を眺められるのも日当たりの良いトンボ池周囲だけで既に山の陰になっている所ではニホンアカガエルが跳び出るくらいである。この日は「でかいトンボだ、ヤンマか⁉」と追っていたらお繋がりしているマユタテアカネで、これはこれでガッカリしてしまう。特に強調しておきたいのはカップルを羨んでいる訳でも無い「この寒いのにご苦労さん!」とねぎらう気持ちがあるのだ、という事にしておこう。

 そんなカップルを指はくわえないけれどカメラを構えて見てたら頭上のネザサから垂れ下がった蔓にオオアオイトトンボが止まったのだ。丁度顔前40cmほどのところで優しいトンボなのである。老眼の小生に丁度明視距離で止まってくれたのだった。まあ人生、見せつける輩もいればご老体に配慮し、さりげなくおもてなしをしてくれる輩もいる。しかし、ここで忘れてはならないのは小生が好きなのはマユタテアカネで、出自が魚沼の雅な米作百姓に通じるマユタテ化粧があるからなのだ。それに引き換え、オオアオイトトンボは暑い盛りは涼しい林内の暗がりに潜み寒くなると温く溜まりにこぞって現れる根性が嫌いだ。しかし、この二種は師走まで殿を競うトンボなので区別も差別もしない。ただその期の終見日を記録したいのであるが、この二種だけとなるともうトンボの季節は終わりでもある。


今日のエッ!品「トウガンの寒天とじ」

2023-11-12 | 何よりの楽しみ

 トウガンを頂いたのだ。店頭に1/4切れで並んでいるのは横目で通り過ぎるだけだったから初物となる。3個あるからとりあえず葛粉でとじようとしたのだが片栗粉が無かった。「あるもので…」と棚を物色したらゼラチンと寒天粉がある。ゼラチンの賞味期限は2013だったが未開封だし使う事にしたのだが傷みにくい寒天粉を代用にしてみたのだった。どうせ作るならとろみ程度ではなく羊羹風に作ろうと寒天の量を多めにして加熱したのだった。

 さて、出来上がりは如何⁉、遺憾ではプライドが大いに凹むのだが一口入れてみるとトウガンとは思えない食感だった。最初に感じたのは未熟なジャガイモの煮物、てなもんや三度笠、いいえ、てなもんや三度噛みして確信したのである。寒天の影響なのかどうかは判りかねるがトウガンそのものだけを噛みしめても食感はやはりジャガイモ風なのである。おいらって魔法使いになったよう・・・。

 まあ、とにもかくにもトウガンを寒天で閉じることなど行う人はまずいないだろうが「不味い!」事は無かった。考えるまでも無く寒天に味は無いし味そのものはトウガンの煮付けそのものなのだから当たり前だのクラッカーだわい。しかしなあ、寒天とじとしたばっかりに冷ものとして食べる羽目になって急に冷え込んできた今日日この頃ではちと塩梅がよろしくなかった。次の2個は温まる調理によう。

 


沈泥・分水路の送水管 2

2023-11-11 | 水辺環境の保全

 送水管であるけれど制水管でもある分水部の塩ビ管を掘り出し新たに20cmほど高さを上げて敷設するのが今回のミッションなのだった。1日で終わらず2日目もくたびれ果ててようやく敷設が終わったものの埋設・整地するに足る土が無い。単純に考えれば掘り上げて埋め戻ししただけなのだから定量は全く不変なのであって整復するに足る量はおろか管を露出させたままの状態で終わるほど用土不足だった。多少は散乱し回収できない土もあるもののここまで不足するとは考えられなかった。

 それでも落水させる泥水池1の端にこの春に浚渫し陸に上げられなかった浚渫泥土の山があったのでここから調達したけれど時間切れ・エネルギー切れで翌日回しにしたのである。結果的には3日掛かりの作業となった。

 管全体を掘り出す ➡  管を外すと漏水トンネルが出た

 

        管を取り出した ➡  管の位置を上げ再敷設 

 

 敷設後の満水位の確認 ➡  落し口の落水状態

 管路全体を用土で覆うには用土不足でこの日は終わる。沈泥・分水池の越流を防止するために堤を今までより高くしたいのだがその用土も無いので余裕を観ながら山腹の土砂崩れの現場から一輪車で何往復かし土砂の調達と設えが必要になった。それはともかくもう1日掛けて上の写真「落し口の落水状態」で背景に見える泥土の積み上げ部から浚渫土を掘り上げて敷設用土に使わなければならない。場所が悪いからスコップで掬い取っては斜面を登り用土を重ねる、を繰り返さねばならないのだが「見ていても終わらない」ので蟻のように蠢いて完結させるだけである。ご老体には少々辛い、スリップ怖い、饅頭喰いたい・・・。

 

 


二点位置流れ・昆虫スコイぜ!「今期の来訪は少なめ」

2023-11-10 | 小父のお隣さん

 帰宅して家の角を曲がるときに「ウッ!」と足が止まった。アサギマダラが吸蜜していたのだが止まった一瞬に飛び立ってしまった。玄関前でフジバカマを振り返ったら近くで飛んでいる。周辺にフジバカマは無いので一度飛来すると翌日も吸蜜している事が多いのだが保証は無いのだった。上がり框にバックを置きカメラだけ携えて玄関ドアから覗いたら花の近くを飛翔していた。これで撮影の機会が出て来たのだった。花に降りたのを確認してとりあえずは1枚を撮影してから接近しつつ撮影を重ねる。その間に撮影個体のすぐ先にも1頭いる事が判明してとりあえず2頭を撮影したけれど1画面で撮影すると花に埋もれて判らなくなるから別々の撮影となった。

 今期の我が家への飛来は2回目で1回目は1頭だけだ。不在時に飛来している可能性もあるけれどそれはともかく今期の飛来数は少ないのが印象である。フイールドのフジバカマにも連日飛来している確認は出来ていないし、他所での出現がどのようなのかの調べもしてはいないものの似たような状態ではないかと推測する。ことによると先日に定植したキジョランの株に産卵している可能性も無きにしもあらずで、自宅の鉢植え株への産卵もあるかもしれない。まだ確認してはいないけれど蛹になるだけの葉の量が無いのは明白で引っ越し先のフイールドのキジョランも葉数が足りん。産卵させて食料不足では小生の倫理観も危うい。

               


沈泥・分水路の送水管

2023-11-09 | 水辺環境の保全

 泥水池の洪水を防ぐ設えとしてV字侵食溝に丸太ダムと土嚢で堰き止め塩ビ管で安全水量を通し、余分な水量は分水路で逃がしていたのだが20年も経過すると土砂溜まりも浅くなり機能を維持させるためにエルボで水位を保つしかなかった。それも限界に近づいたようなので思い切って導水管の位置を上げる事にしたのだ。既に分水路との差は少なくなってはいるけれど現状よりは泥浚いは容易になるし機能も維持できるはずである。

 水を止めたくはないから「1日で勝負!」と意気込んでは見たけれど、そこは低年金高齢者の情けなさで粛々とは進行せず堤を切り割りしようとした段階で「土嚢積みで強化した堤」であることが判明しスコップは用をなさず遺跡発掘の様に土嚢一つ一つを掘り上げて外すしかないのが判明した。で、翌日回しになったのである。導水管を露わにするため掘り込んでみたものの直ぐ脇にあるエノキの根が延びスコップが使い難い。結局は鋸で始末しながらの作業となって遅れたのだった。

 塩ビ管の横下側には西瓜を転がせるほどの漏水孔が出来ているから塩ビ管を取り出した後は大きな漏水孔、いいえ地下水路を埋め戻し鎮圧せねばならない。その上に導水管を設えたいのだけれどもう1日で始末が出来るかどうかこの日の進捗状況では少々危ないかぁ…。

     


臍の胡麻の臭い

2023-11-08 | 小父のお隣さん

 一晩で60mmほどの降雨があった。久しぶりのまとまった降雨だったから移植した彼岸花やキジョラン、花菜の散布種子には大歓迎された事だろう。一方気になったのは先日に送水管を再敷設した沈泥分水池の様子で雨上がりに確認に行ったのだがその帰りに林内でタカチホヘビと遭遇した。先日見た受傷個体かと思って拾い上げてみたのだが健康体だった。背中の黒い筋模様は薄かったから一瞬は疑ってみたもののタカチホヘビで間違いなかろう。

 この日は雨後の見回りだったから手袋の用意はしてなく素手で捕まえたのだが車に戻る途中、何となく腕の振りに伴って臭気が来る。思い当たるので掌の臭いを嗅いだらまさしく手のひらから発していて臭いにも記憶がある。それは臍の胡麻の臭いに近いのだった。ヘビ自体は「生臭い」のは承知だけれど大抵は素手でなく手袋を装着して保持する時が多いので臭いの事までは気が付かなかった。臍の穴に指を入れ臭いを嗅いだのは何時頃の事だろうか。こう言う埒も無い記憶を再生するのも回想療法に役立つのだろうか…と何時もの埒も無い妄想が始まるのだった。それもタカチホヘビの体臭で、である。タカチホヘビは臍の胡麻の臭いだったが小生の加齢臭はどんな香りなのか自分では判らない。まあ、犬も寄っては来ないから判る時は無いのだろうきっと・・・。

      

 


今日の素労風努「オキアミ仕立てのキムチ糀漬け」

2023-11-08 | 何よりの楽しみ

 作り置きのお惣菜として重宝している人には言えない食べ物ではある。自分的にはヒット作だし「マイブーム」の食品でもあるけれど「美味しい・旨い・ギョエーッ!」と感激感動したところで「どうぞ」とは言えない「エッ!品」なのである。イナゴを投入した「エッ!品」は食べ終えるので次のキムチ糀漬けを仕込んだ。今回のレシピは切干大根とアミエビ、干しシイタケを使ってみる。ベースはキムチ、塩昆布、糀である。

 写真で判るように納豆とヨーグルトも入れた。背景には青森の発酵郷土食「ごど」があって、ごどの複合発酵品を目指したのである。ごどの様に数種類の菌を活用するのは一般的には僅少で言わば発酵品として学問的には「雑菌汚染」と言われかねない一角ではあるもののこの「複合発酵品」そのものに価値がある食品でもある。それを何としても我が台所で大成させたい。「ごど」そのものは既に試作しているが、それを上回る美味しさと保健健康発酵食品を実現するのだ。ナンチャラカンチャラ。

 常温物と加熱品      最後にヨーグルトを加える

 キムチはあらかじめ一晩加温して戻した糀と混ぜておく。干しシイタケと干しアミエビ、切干大根、塩昆布は鍋に投入して味醂と醤油で佃煮風に作り冷ましてから混ぜ合わせて冷蔵庫内で熟成させる。キムチは今回も1㎏を用意したが混ぜ合わせたら丁度容器二個分に収まった。

 放言すればかの発酵学の大家、小泉博士や発酵の旅を時々は放映される小雪女史でもびっくり仰天玉手箱な複合発酵食品がここにある!。とは少々言いすぎだけれど自分なりには「美味しい・旨い」と言うしかない。後輩の栄養士にこのレシピでの栄養価を問うたのだが「ギョエーッ、何も言えない…」でメールは終わったのだった。何て骨体ご老体・・・。

     


キジョランの定植

2023-11-07 | 蝶の食草園

 早春に播種し発芽を「いまか?いまか?」待ち続けようやく丈20cmを超えるまでに育ってくれたキジョランのポット苗。過去の反省からポット数を多くするより苗の数を増やした百均のクズ入れで養成したキジョランである。

 来春に定植するつもりだったけれど定植予定地の地拵えも済んだので敢て早めに二カ所に定植した。わがフイールドに於いてのキジョランの生育は思わしくなく既に20年生もあるけれど繁りも悪く結実もしないのである。その理由を「棚田の跡地」である事だと推定想像はしても確定できる根拠がある訳でもないので、とにもかくにも環境を変えながら適地を見いだせるまで続けるしかない。

 10月末に苗の定植だと産卵され食べ尽くされる心配もあるのだが、もともと食草用の保育であるから痛しかゆしと言う処でもある。今回の二カ所は畑跡の肩に植えてアラカシの幹に這い上らせるつもりであるけれど土壌の相性は不明だし二カ所の植え付け場所はほぼ3mほで離れて一方は日当たり良好で一方は夏場は葉陰になる木漏れ陽程度の日照環境だ。つまりはこの違いの生育相違を確認したい。

 同じような活動をしている兄のフイールドでは「結実して莢が3本確認できる」と先日電話で知らせがあった。アサギマダラの飛来は確認できてはいないらしいけれどキジョランは既に3m程度まで成長しているとかで、何とも羨ましい限りだ。今回定植した周囲には伐採したアラカシの枝を使った杭で囲ってみた。蔓の根元を保護するためと杭列の中に落ち葉堆肥のマルチングをしっかりと保持したいために行った。落ち葉堆肥の厚いマルチングが可能になったものの今度は威之志士様の跋扈蹂躙に遭い易くなる。気分商品ならぬ気分行為ではあるけれど竹酢液を散布して忌避してくれるように念じて作業は一段落したのだ。

 

 


**深川どぶ板長屋店子軽老獪屋台編・・・

2023-11-06 | 感じるままの回り道

          嬶永眠働くスマホよく寝た分をいま返す ハアコリャコリャ

          西方浄土は嬶の出先裁縫上手は鰥夫の手先 字余りコリャコリャ

          身罷る一夜共寝の子らは一期一会の親孝行 ハアコリャコリャ

          戦乱や災害ならば二人旅いい日旅立ち独り旅 ハアコリャコリャ

          友ありとても遠方同士すでに今生別れおる ハアコリャコリャ

          低い未明の窓入るひかり旅立つ刻のわたり橋 ハアコリャコリャ

          此岸彼岸も想い人あり此岸に居てもなお遠き ハアコリャコリャ

          こっちはあっちあっちはこっち境界も無き虚無の中 ハアコリャコリャ