澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

自民党総裁選~世襲政治家の顔見世興行

2007年09月17日 14時59分28秒 | Weblog
辞任表明した途端、安倍首相はマスコミでクソミソに言われている。なかでも多いのが「お坊ちゃま」という悪口。就任時は「貴公子」とか言って、もてはやしたのではなかったっけ…。

次期総理が有力な福田康夫は、父親の足元にも及ばない凡才。父親・赳夫(元首相)は東大法学部を首席で卒業し、大蔵省に入った。その庇護のもとで万全の条件を整えて麻布高校に入ったにもかかわらず、結局、息子は東大に合格できなかった。政治家になってから、特に外交問題に関心があるというのも、「偉大」な父親に敵わなかったコンプレックスからきているのかも知れない。早稲田大学卒では、外務省に入れないものね。

一方、麻生太郎は、ずっと学習院。吉田茂の孫ということで、いつも威張っていたらしい。「お坊ちゃま」で無名大学卒という経歴は、安倍晋三と共通しているのだが、安倍の方がずっと謙虚な人だったようだ。両者に共通するのは「バカ殿」(舛添要一)という言葉。政治の世界では、自分のバカさに恥じ入ることなく、尊大に突進し続ける方が、生き残れるということか。これはもちろん、麻生太郎のことだ。

菅直人の息子が、岡山で先の衆議院議員選挙に立候補した。菅は筋金入りの「市民派」で、世襲などとは無縁のはずだった。息子が菅に似て有能ならばまだ許せる話だが、その息子は高校中退で、理屈ばかりのバカ息子。こういう手合いは、自己顕示欲、権力欲だけが肥大化して、形だけ親の真似をしているとしか思えない。自分自身を客観的に認識できない「化け物」としか言いようがない。

このように世襲を続けると、その政治的遺伝子は次第に劣化していく…。