5月11日、「報道ステーション」が次のようなパネルを提示して、視聴者に「共謀罪」反対を強く印象付けた。
このパネルを見て連想したのが、次の写真。
中国の「プロレタリア文化大革命」(1966-76)時によく見られた光景。紅衛兵という名の暴徒が中共(=中国共産党)幹部をつるし上げ、「反革命」の罪状を胆白(白状)させようとしている。
おそらくテレ朝のディレクターは、安倍首相ら三人に三角帽子をかぶせて、「共謀罪」を企む犯人として糾弾したいのだろう。実に卑劣な印象操作。自民、公明、維新の三党関係者がよく黙っていると思う。
早朝、ある民放ラジオニュースを聴いて驚いた。なにしろ、次のような内容だったから。
- 2017/5/13 1:52 日本経済新聞 【ジュネーブ=共同】国連の人権条約に基づく拷問禁止委員会は12日、韓国に対する審査報告書を発表し、従軍慰安婦問題を巡る2015年の日韓合意について「被害者への補償や名誉回復、再発防止策が十分とはいえない」と指摘、両国政府に合意見直しを勧告した。
報告書は、両国政府は被害者への補償と名誉回復が行われるようにすべきだと強調した。
ニュースでは「これは法的拘束力はない」と補足していたが、やっぱり、この時期に何故こんなニュースがという疑念は拭い去れない。韓国の文大統領は、早速、この「見直し勧告」に飛びついて、日本政府にゆさぶりをかけるに違いない。一方、日本国内では、「朝日新聞」が自社の「従軍慰安婦捏造報道」をめぐる「汚名挽回」のために、渡りに船とばかりにこれを利用することだろう。
所詮、外交、国際政治とはこんなものなのかも知れないが、「お花畑」の日本国住民には、理解を超えた話でもある。そんな私たちにしてしまったのは、もしかして日本国憲法第九条ではないのか。いや、間違いなくそうだと思う。