「安倍叩き」が社命であるかのようなTBSが、きょう、前川喜平・前文部科学事務次官をラジオ番組に生出演させた。この音声は早速YouTubeにUPされたので、興味のある方はお早めに。(下記に貼付)
この「デイキャッチ」という番組、民主党政権時代には、霞が関の官僚を散々と揶揄し、コケにしていた。荒川強啓という暗愚のMCは「霞が関のノーパンしゃぶしゃぶ役人めが…」というような物言いをしていたのに、きょうは畏まって前川の話を聴き、「政治主導」の流れの中で、行政が大変な目に遭っているというような印象操作に懸命だった。反自民のためには、これまで目の敵にしていた霞が関官僚を持ち上げる。TBSの二重基準(ダブルスタンダード)がよくわかった。
今日もうひとつの驚きは、元TBSワシントン支局長で、信念を貫いて韓国軍の慰安婦報道をした山口敬之氏が、レイプの容疑で、相手女性から検察審査会に提訴されたというニュースだ。
前川喜平氏は歌舞伎町のクラブに出入りし、援助交際疑惑さえあるのに、それは貧困女性の「実態調査」だと言い募り、TBS側もこれに厳しく追及することはしない。
女性問題をめぐる、この明暗。TBSを筆頭に「安倍叩き」に精を出すマスメディアは、もし、歌舞伎町のキャバクラ嬢が「M氏との一夜」を週刊誌にでも書いたら、どうするつもりなのか。早晩、それが現実になると思うのだが…。
週刊新潮・山口敬之氏準強姦報道…被害訴える女性が会見「捜査に不審な点あった」
2015年4月に元TBS記者のジャーナリスト・山口敬之氏から準強姦被害に遭ったという女性・詩織さん(28)が5月29日、検察の不起訴処分を不服として検察審査会に審査を申し立てた。申し立て後に司法記者クラブで記者会見を開いた詩織さんは、「結果が私にとって受け入れられるものではなかった。捜査で不審に思う点もあった」と不服申し立ての理由を話した。この一件は、週刊新潮で報じられ、大きな話題となっている。
詩織さんや代理人弁護士らによると、詩織さんは2015年4月3日に山口氏と面会し、翌朝レイプの被害に遭ったと気づいた。4月30日には高輪署で告発状が受理されたが、6月8日に山口氏を逮捕しようと空港に行った捜査員から「上からの指示で逮捕できなかった」と連絡があった。結局、8月26日に書類送検されたが、翌年の2016年7月22日に代理人弁護士を通じて、嫌疑不十分のため不起訴処分となったことを伝えられた。
「被害者女性と言われることが嫌だった。また取り調べ中も被害者らしく振る舞いなさいと言われたが、被害者が悲しい、弱い、隠れなきゃいけないという状態にあることに疑問を感じた」。記者会見には下の名前と顔を出して臨んだ。
詩織さんは検察から、「準強姦罪の場合、第三者の目撃やビデオなど直接的な証拠がないと(起訴が)難しい」と言われたという。これに対し代理人の西廣陽子弁護士は、「目撃証言やビデオがないと難しいというのはありえない。準強姦罪の場合、否認事件でも起訴されて有罪になったケースはたくさんある」と極めて不適切であると指摘した。
一方、山口氏は5月10日、自身のフェイスブックで、「私は法に触れる事は一切していない」「当局の厳正な調査の結果、違法な行為がなかったという最終的な結論が出ている」などと、週刊新潮の報道に反論している。