きょう、初めてamazonで音楽をダウンロードしてみた。一枚は、1960年代にヒットした「Melody and Percussion for two pianos」(ロニー・アルドリッチのピアノ)というアルバム(LP)。私は、LP、CDでも同じ音源を持っているので、ダウンロードした音源と比較試聴をしてみた。
このアルバムは、1960~70年代にかけて、オーディオ・マニアの垂涎の的だったDECCA(London)のフェイズ4(Phase4)録音。当時のオーディオ・マニアは、自分のカートリッジがどれだけ忠実にレコードをトレースし再生できるかをチェックするため、このロニー・アルドリッチのレコードを愛用した。左右に二台のピアノが振り分けられ、背後にストリングスという、BGM的な音楽。今となっては、古臭いと思われるだろうが、当時は最先端の音だった。
Ronnie Aldrich Melody and Percussion For Two Pianos (1962) GMB
①ダウンロード音源、②CD、③レコード、この三つの比較は、次のような結論だった。
1 音質は、③、②、①の順。ただし、③は極上のカートリッジを使用した場合。
2 ①と②は同じではないかと考えてたが、実は全然違った。②については、複数の会社からリリースされているが、やはり日本盤の高音質CDがいい音。①は低音域に締まりがなく、高音域はもこもこした感じ。
3 これからはダウンロードの時代、CDは時代遅れになると言われるが、こと既存音源に限れば、CDの方がずっといい音だと思う。