澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

台湾一周鉄道旅行 (2) 花蓮

2013年12月24日 14時35分19秒 | 台湾
 花蓮と言えば太魯閣(タロコ)渓谷。台北からの急行もずばり「太魯閣号」だった。
 12月12日の朝9時20分に台北駅を出て、「太魯閣号」は11時半に花蓮の駅に到着。



 ホテル(統師大飯店)に荷物を預け、観光タクシーを頼んだ。フロントの女性は、顔立ちからしてアミ族の人だった。花蓮は伝統的にアミ族の居住地。日本統治時代、花蓮の社会開発は日本人の手によって行われたという。フロントの女性は、日本語も上手で、私たちが花蓮駅では買えなかった翌日の花蓮発台東行きの「自強号」の切符を手配してくれた。また、太魯閣観光のタクシーを2,500元にしてくれた。ガイドブックによると、3千元が相場らしいので、大いに助かった。
 なお、この女性が華語で話しているのを聞いたが、そこでは花蓮のことを「かれん」と言っていた。もちろん、これは日本語の発音で、華語ならばホワリエン(Hualien)というはずだった。

 三度目の太魯閣渓谷だったので、最初のときほどの驚きや感動はない。だが、初めての友人はその荘厳な景色を十分に楽しんでくれたようだった。



 太魯閣に行く途中立ち寄ったのが、「松園別館」という日本統治時代の建物。日本時代は、陸軍将校のための施設だったという。特攻隊員が最後の夜を過ごした場所とも伝えられる。花連の町の高台にあって、彼方に花連港を臨む。



 台湾に来て、いつも感謝の気持ちになるのは、日本統治時代の歴史的建造物がきちんと保存され、その歴史的由来がいささかの偏見もなく、きちんと参観者に伝えられているという事実だ。花連市内には、鉄道公園、旧花連駅(駅舎自体は1946年建設)、日本人宿舎などが、市の文化財として大切に保存されている。日本時代、花連の人口の四割が日本人だったというから、花連港、花連の町は、まさに日本人によって作られたのだった。

 夕方、ホテルに戻って、お目当ての「ワンタン」を食べに外出。旅行ガイドブックには、台湾一美味しいワンタンの店として「液香扁食店」が紹介されている。だが、私たちが行ったのは、台湾通の友人が教えてくれた「戴記扁食店」という店



 このお店は、60元のワンタン一品だけ。「液香扁食店」の姉妹店だという。味は淡白で、拍子抜けするくらい。だが、次第に、これこそがワンタンだと思えてくる。ちなみに、扁食とは福建語でワンタンのことだと、あるブログに書かれている。

 ワンタンだけでは物足りないので、もう一軒と行ったのは、ガイドブックにあった「海●◎仔煎」(●は土ヘンに甫、◎は虫ヘンに可)というかきオムレツのお店。



 ここのハマグリ・スープはとても美味しかった。
 おなかがいっぱいになって、町を散歩。お茶のスタンドで、ジャスミン茶のLサイズを買い、ぶらぶらと。ふと見たら、夜7時半の気温が23度だった! 



 



 
 


 


 




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2 コメント

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沢山の写真、多謝ー (譲二)
2013-12-25 23:28:37
昼前に「台鉄便当の写真を見てしまったので、食いたくなって、きつかった。

きっと八角が効いて美味しいハズと思った。わが昼飯は「おれん」でしたー(涙)

「統師大飯店」、、懐かしい、2002年はじめての花蓮訪問の時泊まりました。市場や夜市を見学。
寿豊で豊年蔡を参観。前に利用した「阿美文化村」近くの食堂と似ていますね「戴記扁食店」,少々ビックリしましたー
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Unknown (torumonty)
2013-12-26 10:29:25
譲二 様

 コメントありがとうございました。
 花蓮は三度目でしたが、宿泊は初めて。統師大飯店のフロント女性のおかげで、花蓮以南の切符を取れました。アミ族の女性、親切な方でした。台鐵弁当は、連れの二人は乗り気ではなかったのですが、食べてみたら満足したようです。
 暖かな花蓮。沖縄も暖かくていいですね。
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