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澎湖県の県庁所在地が馬公市。その人口は五万五千人ほど。20以上の島を含む澎湖県全体の人口が九万三千人だから、馬公市に一極集中していることになるが、そういう実感はない。
旧市街は、想像していたとおりの中華世界的光景。個人商店が多く、新しい建物があまりないので、ここが海南島かハノイと言われても、違和感はない。
亜熱帯の島なので、建物のひさしは長く突き出て、日中の人影はまばら。夕方になると、歩道に置いたベンチは涼を求める人たちが世間話に花を咲かせる。
驚いたのは、犬が放し飼いになっていること。夕闇の中から犬が吠えて近づいてきたので、一瞬身構えたが、別に気にすることはなかったのだ。それから、鎖につながれた犬を見ることはなかった。こんな光景さえ見られた。
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亜熱帯の島は、五月とはいえ日差しが強く、日本の夏そのもの。水道水は飲めないので、町中にお茶とジュースを売るスタンドがある。
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馬公の名物は、サボテン・ジュース。上の写真で「仙人掌」と書いてあるのが、サボテンのこと。サボテンの実から絞った液をジュースやシャーベットにして売っている。
ジュースとして使用するサボテンは、こんな形をしている。
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港の横には清朝時代に建てられた「順承門」がある。これを登っていくと、日本統治時代と国民党支配時代に軍人住宅として使用された古い住居群がある。そこは文化財地区として指定されているものの、人影はなく、「廃墟」と呼ぶにふさわしいところだった。海が見渡せるベンチに座ると、時間が止まったようだった。
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この保存地区を抜けると、馬公城壁が残る公園がある。
その後ろは軍関係施設だろうか、立ち入りはできない。そこで道路を隔てた公園に行き、木陰で昼寝…。これが格別心地よい。
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また、市街地に戻る。都会の雰囲気を感じさせる、数少ない場所が「マック」。二階に行くと、いつも勉強をしている中高生の姿が目立った。
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させて頂きました。
これほどとは思っていませんでしたので、次回の
台湾では是非、馬公に行きたいと強く思いました。
次の記事も楽しみにしています。