都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
クレマチスの花が咲きました。よくテッセンとクレマチスは混同されますが、別のものです。植物図鑑にも「クレマチス(=鉄線)」と書いているものがあります。「クレマチス」を漢字で書くと「鉄線」と書いたあるものもあります。私も去年まで「鉄線」と書いていましたが訂正します。
花名:クレマチス
科名:キンポウゲ
属名:センニンソウ
分布:園芸種
生育地:庭植え
植物のタイプ:庭植え
開花時期:5~10月
大きさ:1~2m
花言葉:「高潔」「たくらみ」「美しい心」「旅人の喜び」「精神的な美しさ」
花の色も元々は白ないし紫がかったものでしたが、赤、ピンク、紅紫色、白、黄色など多彩な色が生まれています。花の真ん中には雄蕊がたくさんあります。紫色になっているのは雄蕊の花糸という部分です。
葉は3枚の小葉からなり、向かい合って生えます(対生)。小葉は卵形で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はありません。葉の柄は長く、周囲のものに巻きつきます。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)です。
クレマチスの語源は、ギリシャ語の「つる」=クレマ(klema)からきています。
以上が、一般的なクレマチスです。
自宅のものは「エトワールバイオレット」という品種です。1885年フランスで作出されたそうですが、交配親は不明。
花は濃い紫色で、花径は7~8㎝くらいです。非常に発色がよく、美しい花で太陽光線の加減によって、赤紫色がかっているようにも見えます。2番花も咲きやすい4~6弁花の定番品種です。花形は、丸みを帯びた剣弁で、咲き進むと、弁端がやや反り返ります。
「エトワールバイオレット」は新枝咲きなので、花が終わったら、バッサリと強剪定、その後に追肥をすれば、また二ヵ月後には綺麗な花が楽しめます。
花芯の黄色と花弁の紫のコントラストが美しいビチセラ系※の人気品種です。
※南ヨーロッパから、アジア南西部にかけて自生する種を、交配親とする系統です。
クレマチスは、古くから親しまれているガーデンプランツの一つです。テッセンと呼ばれることもありますが、じつは「テッセン」とは、中国に自生している、6枚の乳白色の花弁をもち、雄蕊が花弁化している一つの原種のことです。10年ぐらい前までは、一般ではなかなか見ることができませんでした。
クレマチスは、世界にたくさんの野生種、原種があり、これらの交配によって、多くの品種が生まれています。
「鉄線(テッセン)」は寛文年間(1661-1673)に渡来。蔓が鉄線のように強いと言うことが名の由来です。
日本原産の「風車(カザグルマ)」の花弁状の萼片が8枚なのに対して、中国原産の鉄線(テッセン)は6枚という違いがあります。この2品種とヨーロッパ原産の品種の交配によって、クレマチスと呼ばれる様々な園芸品種が作られています。