今回は、「⑳阿耨観音(あのくかんのん)」を描きました。
阿耨はサンスクリット語の阿耨達池(あのくだっち)の略。無熱池、無熱悩池などと訳します。清涼の池という意味で、ヒマラヤ山中の北側にある想像上の澄んだ池で、一辺が約350Kmの正方形で、※八功徳水(はっくどくすい)で満たされています。この湖に辿り着くには超人的な能力が必要といわれます。この湖の信仰から発今回は、「⑳阿耨観音(あのくかんのん)」を描きました。
阿耨はサンスクリット語の阿耨達池(あのくだっち)の略。無熱池、無熱悩池などと訳します。清涼の池という意味で、ヒマラヤ山中の北側にある想像上の澄んだ池で、一辺が約350Kmの正方形で、※八功徳水(はっくどくすい)で満たされています。この湖に辿り着くには超人的な能力が必要といわれます。この湖の展して、水難の禍から救ってくださるという観音であります。
「あるいは巨海に漂流して、龍、魚、諸鬼の難あらんも、かの音の力を念ずれば、波浪も没することあたわざらん」と。阿耨遠池の龍王(観音)が巨海の諸難を救ってくれる意であります。
海上での安全を守る観音さまです。
※ 八功徳水(はちくどくすい)とも読みます。
極楽浄土の池にある水で、8種類の功徳を具えた水です。 甘、冷たい、やわらかい、軽、澄んでいる、臭みがない、のど越しが良い、お腹に良い。
信仰から発展して、水難の禍から救ってくださるという観音であります。
「あるいは巨海に漂流して、龍、魚、諸鬼の難あらんも、かの音の力を念ずれば、波浪も没することあたわざらん」と。阿耨遠池の龍王(観音)が巨海の諸難を救ってくれる意であります。
海上での安全を守る観音さまです。
海上の岩に左膝を立て両手をもって抱いた姿を示 している。
※ 八功徳水(はちくどくすい)とも読みます。
極楽浄土の池にある水で、8種類の功徳を具えた水です。 甘、冷たい、やわらかい、軽、澄んでいる、臭みがない、のど越しが良い、お腹に良い。
⑳阿耨観音(あのくかんのん) 中国創出の観音菩薩です。名前の由来は唐の玄奘三蔵著『大唐西域記』にある伝説の湖「阿耨達池」からです。『維摩経』仏国品に、阿耨には「天上」の意味があり、瞻部洲の中央、香山の南、大雪山の北にあり、周囲は金銀財宝で満ち、阿耨達竜王が住み、清冷水で全世界を潤すとされています。
『法華経』普門品の「或漂流巨海 龍魚諸鬼難 念彼観音力 波浪不能没(或いは巨海に漂流し、龍、魚、諸鬼の難あり、彼の観音力を念ぜば、波浪にて没むに能わず」を体現しているとされ、盤石の上に左膝を立て、両手を交差させて遠く海を眺める姿で表現されます。
出典は民間伝承から。「観世音菩薩は僧侶姿で揚州に現れた。僧侶はある炭鉱で崩れる予兆を発見し鉱夫たちに告げたが、僧侶を怪しみむと共に工期が迫っていたので仕事を止めなかった。そこで観音は美しい饅頭売りの少女に変身し、こう叫んだ。 「熱々で美味しい饅頭がただだよ」。鉱夫達は饅頭欲しさに皆坑道から出てくると、忽ち坑道が崩壊した。鉱夫が冷や汗をかきながら振り返ると、その少女は消え、観音菩薩が座っていた。そして梵音が響くと、雲に乗り去っていった。」と言われています。 |
したっけ。