カー娘、報奨金JOCの1人200万円のみか 視聴率は〝金&銀〟なのに…カーリング協会など予定なし/カーリング 2022/02/23 05:00
北京冬季五輪のカーリング女子で、日本史上最高の銀メダルを獲得した「ロコ・ソラーレ」への報奨金が、日本オリンピック委員会(JOC)からの200万円だけとなる可能性があることが22日、分かった。日本カーリング協会の規定に報奨金はなく、現時点ではスポンサー企業からの〝お祝い金〟も予定されていない。北京五輪の競技別視聴率でトップを飾る人気の高さを見せたが、カーリングを取り巻く環境の厳しさを露呈した。
列島を感動させた銀メダル獲得から2日。ロコ・ソラーレの5人に贈られる報奨金は、1人につきJOCからの200万円(金メダル500万円、銀200万円、銅100万円)しか予定されていないことが分かった。
■「現時点では規定にありません」 日本カーリング協会の関係者は報奨金を定めていないことを明かした。競技人口の少なさもあって、年間予算は2億円前後。これで大会開催費や強化費を捻出しているだけに、協会の懐事情は厳しい。
スピードスケート女子で金メダル1個、銀3個を獲得した高木美帆(日体大職)はJOCからの1100万円に加え、日本スケート連盟からも同額が贈られる予定。合計で2200万円になるのとは対照的だ。
ロコ・ソラーレは、現在代表理事を務める元五輪代表の本橋麻里氏が地元・北海道北見市の人々に愛されるチームをつくろうと立ち上げた。「北海道銀行」「中部電力」といった大企業がつく〝実業団〟と異なり、スポンサーも地元企業が中心。女子代表のスポンサーを務める全農がチームに米100俵、乳製品1年分を贈呈する予定ではあるものの、チームスポンサーには限界がある。
北京五輪の競技別視聴率は英国との決勝が1位、スイスとの準決勝が2位と、フィギュアスケートを上回った(ビデオリサーチ調べ)。前回平昌五輪で銅メダルを獲得したときも人気となったが、4年に1度の盛り上がりを継続できれば経済的な余裕が生まれ、各チームの実力アップにもつながるだろう。
ロコ・ソラーレは21日に帰国。新型コロナウイルスの隔離期間を終えてから北見市に凱旋(がいせん)を予定する。報告会やあいさつ回りは大々的には行えない見通しだが、地元の温かさが金銭以上の報奨となるはずだ。
■五輪の巨額報奨金 ★柔道 女子48キロ級の谷亮子が2004年アテネ大会で金メダルを獲得した際、所属先のトヨタ自動車から1億円と特別車が支給された。 ★スピードスケート 18年平昌冬季大会で金メダルを2個獲得した高木菜那に、日本オリンピック委員会(JOC)と日本スケート連盟から2000万円が贈られた。さらに所属先の親会社、日本電産の永守重信会長から報奨金4000万円と、係長への3階級特進を約束された。 ★フェンシング 21年東京大会の男子エペ団体で金メダルを獲得した見延和靖に、所属先のネクサスから報奨金1億円、JOCから500万円が贈られた。 |
北京五輪で大活躍だったロコ・ソラーレの銀メダルに対する報奨金が日本オリンピック委員会(JOC)からの200万円だけとなる可能性があることが22日分かりました。
日本カーリング協会は報奨金を定めていません。競技人口の少なさもあって、年間予算は2億円前後。これで大会開催費や強化費を捻出しているだけに、協会の懐事情は厳しいのです。
ロコ・ソラーレ独自の事情もあります。大企業のスポンサーがついていないのです。スポンサーは地元の企業という地域密着型のチームなのです。
スポーツをお金に換算してはいいけないことは重々承知ですが、所属スポンサーや競技人口など、選手を取り巻く環境で、貰えるお金が天と地ほどの差があるのです。
なんとか救済の方法はないのでしょうか?
世界中から注目されたチームです。
オリンピックの視聴率も決勝が1位、準決勝が2位という金銀独占でした。
大企業に属さないチームだからこそあそこまで行けたと思いましょう^^
したっけ。
したっけ。
なんだか気の毒になります。
ロコ・ソラーレの皆さんの笑顔が世界を魅了したという記事を見ました。
誇らしいですね。
北見市に凱旋の折はまた輝く笑顔が
コロナ禍の憂鬱を吹き飛ばしそうですね^^
確かにそれはちょっと可哀そうですよね。
全てがお金ではないでしょうがあまりにも違いすぎですよね。