団塊オヤジの短編小説goo

Since 11.20.2008・時事ニュース・雑学・うんちく・豆知識・写真・動画・似顔絵師。雑学は、責任を持てません。

「細木数子さん・瀬戸内寂聴さん死去」について考える

2021-11-12 06:52:51 | ニュース

 

「視聴率女王」細木数子さん、先行き不安な時代に毒舌キャラでバラエティーに一時代

11/11(木) 5:30配信

スポニチアネックス

 

 ◇細木数子さん死去

 

 かつて「視聴率女王」として君臨した細木さん。当時「私的にはなるべくしてなった。時期が来た」と自信満々に語るほど、多くの伝説を残してきた。

 

 ブレークしたのは2000年代前半。特に04年にはテレビ各局の特番に出演し全て20%超え。大みそかの日本テレビ特番では、NHK「紅白歌合戦」の裏番組として高数字の14・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を叩き出した。

 

 さらにTBS「ズバリ言うわよ!」が始まったことで、同時間帯の日本テレビ「火曜サスペンス劇場」の視聴率が急落。翌年9月に24年間の歴史にピリオドを打たせ、制作側に苦い思いを味わわせた。

 

 また、細木さんといえば改名。元タレントのコアラ(52)が「ハッピハッピー。」に、お笑いコンビの「×―GUN」が「丁半コロコロ」に変更するなどした。映画のタイトルも“鶴の一声”で改名させたことがある。女優の南野陽子(54)らが出演する映画「ゴーストネゴシエイター」が「ゴーストシャウト」に変更されるなど、絶大な影響力を誇っていた。

 

 時は就職氷河期。首相は小泉純一郎氏(79)、テレビでは司会者のみのもんた(77)が大活躍していた。テレビ関係者は「ズバズバと言う人が人気の時代。先行きを不安に感じる中、厳しく叱咤(しった)する細木さんの言葉は、多くの人に刺さったのでは」と推測した。

 

 毒舌キャラで親しまれたが、番組では家庭料理や雑巾の縫い方、時には寺社仏閣の参拝方法などマナーを説き若い女性の支持を獲得。関係者は「常識を踏まえた上での毒舌だった。のちのマツコ・デラックスや、坂上忍のキャラクターにつながったのではないか」と話す。08年3月に「本業に専念する」とレギュラー出演を終了するまでスポットライトを浴び続けた。

 

細木数子さんといえば、一時期年末になると「六星占術」の本が店頭な並んでいました。

随分売れたようです。

 

六星占術(ろくせいせんじゅつ)は、宗教家で占い師の細木数子が中国古来の易学や算命学、万象学などをもとに、提唱した(とされる)占い(天中殺も参照)。

概略

六星占術では、その人の生まれ持った運命を土星、金星、火星、天王星、木星、水星の6つの運命星に分けて占い、それぞれの運命星を持った人を土星人、金星人、火星人、天王星人、木星人、水星人と呼ぶ。また、ある特別な条件がそろったときに限り、霊合星人(れいごうせいじん)となる。霊合星人はそれ単体で独立している運命星ではなく、例えば「土星人の霊合星人」というようにほかの6つの運命星と複合するものである。

 

運気は、土星人⇔天王星人、金星人⇔木星人、火星人⇔水星人になる。

 

それぞれの人の運命星は、生年月日によって算出された運命数、星数により決定される。運命星によりその人の占命盤が描かれ、これをもとに占いが行われる。

Wikipedia

 

私は占いを信じませんが、興味のある方は下記を参照してください

細木数子先生の六星占術・あたなは何星人?自動計算

 

バラエティーでは自分の言うことがすべて正しいことのような物言いで、ズバズバ発言していました。

今の時代なら、あんな物言いは嫌われるだけのように思います。

とはいえ、一時代を築いた人ですから、それなりに信じていた人もいいたのでしょう。

占いで、先の人生がわかるなら、そんなつまらない人生はないともいます。

瀬戸内寂聴さん死去 愛に生きた波乱の人生

11/11(木) 14:05配信

産経新聞

 

結婚、出産、不倫、出奔、文壇デビュー、得度…。9日、99歳で亡くなった作家の瀬戸内寂聴さんの起伏ある人生は、自らの作品世界と重なるような波乱に満ち、熱情にあふれていた。そうした人生を背景に語られる法話は、迷える人々の心に寄り添い、すくい続けた。

 

先の大戦中に結婚して北京に渡り、母になったが、引き揚げ後に夫の教え子と恋に落ちる。幼い娘を置いて出奔したが恋は実らず、自活の道を幼い頃からの夢だった小説の世界に求めた。「その日から私は、あれほど憧れていた普通でない人間に、アウトローの世界の人間になっていた」。後にそう回想している。

 

昭和32年の「女子大生・曲愛玲(チュイアイリン)」で新潮社同人雑誌賞を受賞したが、後の「花芯」の官能描写をめぐり、男性中心の文壇から批判を浴びた。復活を遂げたのは小説「田村俊子」。奔放な生き方ゆえに誤解も多かった明治生まれの流行作家、田村俊子の評伝小説だ。以後、才気ゆえに稀有(けう)な人生を歩んだ近代日本の女性たちに光を当てていく。

 

無政府主義者・大杉栄とともに虐殺され、雑誌「青鞜」最後の編集者だった伊藤野枝の恋と波乱の人生をつづった「美は乱調にあり」、続編「諧調は偽りなり」は代表作。社会活動家の平塚らいてうを主人公とした「青鞜」、小説家、岡本かの子を扱った「かの子撩乱(りょうらん)」、芸妓から尼僧になった高岡智照(ちしょう)尼の「女徳」など、因習にとらわれず恋や思想、芸術に命を燃やす女性たちに、自身の生き方を重ねていく。

 

37年発表の自伝的小説「夏の終り」は、妻子ある作家と年下男性との三角関係に悩む主人公を描いた話題作。映画化され、いまなお人気のロングセラーだ。

 

51歳での得度は、大きな転機になった。著書が飛ぶように売れる流行作家でありながら、しのびよる人生のむなしさをかみしめ、出家を「生きながら死ぬこと」と表現した。

 

一方で、剃髪(ていはつ)後も酒を飲み、肉を食すことを公言するなど、世俗的な親しみやすさも人々の心をつかんだ。寂庵での法話には子供や伴侶を亡くすなど悩める人々が多く集い、己を忘れて他を利するという天台宗の開祖・最澄の「忘己利他(もうこりた)」の精神にのっとり、人々を癒やし続けた。川端康成さん、ドナルド・キーンさんら当代きっての文豪や学者から、俳優の萩原健一さんら多彩な交流でも知られた。

 

70代に入ると、源氏物語の現代語訳に挑む。「今読んでも非常に新しい源氏物語を国民はもっと読むべきだ」との思いで、準備に5年、訳に5年というあしかけ10年の月日をささげ、「ですます調」の平易な言葉を駆使した「瀬戸内源氏」と称される大作は完成した。

 

「生きることは愛すること」-。よく口にした言葉通り、生と死を愛情豊かに見つめながら、生ききった。

 

 

 

瀬戸内寂聴の恋愛名言

 

男女の間では、憎しみは愛の裏返しです。嫉妬もまた愛のバロメーターです。

 

 

恋を得たことのない人は不幸である。それにもまして、恋を失ったことのない人はもっと不幸である。

 

男女の恋の決算書はあくまでフィフティ・フィフティ。

 

別れの辛さに馴れることは決してありません。幾度繰り返しても、別れは辛く苦しいものです。それでも、私たちは死ぬまで人を愛さずにはいられません。それが人間なのです。

 

どんな悲しみや苦しみも必ず歳月が癒してくれます。そのことを京都では『日にち薬(ひにちぐすり)』と呼びます。時間こそが心の傷の妙薬なのです。

 

自分が孤独だと感じたことのない人は、人を愛せない。

 

人は、人を愛していると思い込み、実は自分自身だけしか愛していない場合が多い。

 

「念ずれば花開く」という言葉があります。私は何かをするとき、必ずこれは成功するという、いいイメージを思い描くようにしています。

 

たくさん経験をしてたくさん苦しんだほうが、死ぬときに、ああよく生きたと思えるでしょう。逃げていたんじゃあ、貧相な人生しか送れませんわね。

 

いくつになってもおしゃれ心を失わないこと、好奇心を失わないこと、若い人と付き合うこと。これが、若さを保つ秘訣です。

 

夫婦の間でも、恋人の間でも、親子の間でも、常に心を真向きにして正面から相手をじっと見つめていれば、お互いの不満を口にする前に相手の気持ちがわかるはずです。

 

結局、人は孤独。好きな人と同じベッドで寝ていても、同じ夢を見ることはできないんですもの。

 

人生にはいろいろなことがあります。しかし、悲しいことは忘れ、辛いことはじっと耐え忍んでいきましょう。それがこの四苦八苦の世を生きる唯一の方法ではないかと思います。

 

自分を愛してもらいたいから、相手を愛する、それが渇愛です。自分を忘れて他人に尽くす仏さまの慈悲とは正反対ということです。慈悲はお返しを求めません。

 

人間は生まれた時から一人で生まれ、死ぬ時も一人で死んでゆきます。孤独は人間の本性なのです。だからこそ、人は他の人を求め、愛し、肌であたため合いたいのです。

 

どんなに好きでも最後は別れるんです。どちらかが先に死にます。人に逢うということは必ず別れるということです。別れるために逢うんです。だから逢った人が大切なのです。

 

人間に与えられた恩寵に「忘却」がある。これは同時に劫罰でもあるのですが。たとえ恋人が死んでも、七回忌を迎える頃には笑っているはず。忘れなければ生きていけない。

 

同床異夢(どうしょういむ)とは、同じ布団で寝ていても同じ夢は見られないことです。愛の情熱は三年位しか続きません。夫婦は苦楽を共にして愛情を持ち続けるのです。

 

世間的に申し分のない夫や妻であっても、相手が欲していなければ、それは悪夫、悪妻です。そんな時はさっさと別れて、自分の良さを認めてくれる相手を探すことです。

 

妻は、やさしくされることを望んでいるだけではない。やさしい心で理解されることを望んでいる。

 

人に憎しみを持たないようにすると、必ず綺麗になりますよ。やさしい心と奉仕の精神が美しさと若さを保つ何よりの化粧品なのです。

 

この世は変化するものだと思っていれば、どんな事態に直面しても度胸が据わります。孤独の問題も同じです。お釈迦様は人間は一人で生まれてきて、一人で死んでいくとおっしゃいました。最初から人間は孤独だと思っていれば、たとえひとちぼっちになったとしても、うろたえることはありません。

 

人間はいつも無いものねだりなのです。そして心はいつも満たされない思いで、ぎしぎし音を立てています。欲望はほどほどに抑えましょう。

 

■昨日のアクセスベスト3

 
したっけ。
 
 

 


コメント (10)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「木下富美子都議の“電撃登庁... | トップ | 「絵手紙もらいました-菊-」... »
最新の画像もっと見る

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
合掌 (ゆり)
2021-11-12 08:24:58
おはようございます。

大きな足跡を残されたお二人です。

私は特にお二人に入れ込んでもいず、
寂聴さんの著書は読んだことはありません。
美容室で記事を読みましたという程度です。

けれど、良きにつけ悪きにつけ?多くの悩める方々を救ったお二人ではないでしょうか。
細木さんは表舞台からキッパリと消えた?潔さ。
寂聴さんは最後の最後まで皆を励まし?生き抜いた感じです。
大物二人・・・
合掌。
返信する
★ゆりさん★ (都月満夫)
2021-11-12 10:10:48
私も特にお二人の思い入れがアある訳ではありません。
特に瀬戸内晴美さん時代は結婚、出産、不倫、出奔、文壇デビューとあまり良い印象はありません。
しかし、お二人に共通しているのは迷える人々を救たということでしょうか^^
したっけ。
返信する
Unknown (みゆきん)
2021-11-12 13:56:13
瀬戸内寂聴さんは不死身だと思ってたけど
人間だったんだなー
いろんな修羅場を経験した人だったね。
返信する
こんにちは~ (haru)
2021-11-12 14:14:25
こんにちは~

時代の変化ですね。
色んな影響を残されたですもんねぇ。
癖のある人って存在感ありますもんねぇ。
返信する
Unknown (きままなマーシャ)
2021-11-12 14:54:23
自分の心にまっすぐに生きられたのでしょうね。
幸せだったでしょうね。
自信が言葉やオーラとなっていたのでしょうか。
多くの人の心を掴んで癒やされたのでしょうね。
返信する
★みゆきんさん★ (都月満夫)
2021-11-12 15:01:29
自分の好きなように生きて、自分の好きなことを言ってりゃ長生きするんですよ^^
したっけ。
返信する
★haruさん★ (都月満夫)
2021-11-12 15:03:18
時代が変われば悪人も善人になります。
癖というか我が強いと言った方がいいかと思います。
人に埋もれることはないですね^^
したっけ。
返信する
★きままなマーシャさん★ (都月満夫)
2021-11-12 15:12:43
それは自分の心にまっすぐに生きましたよ。
夫と子供を捨てた女ですから。
恋の醍醐味は不倫ですよ!とは有名な言葉です。
昔はスキャンダルの女王だった女の話を私は信じられなかった。
時代が変われば昔のことは消えていきます^^
したっけ。
返信する
こんばんは^^ (sakurabana)
2021-11-12 21:25:04
信念を貫き通したおふた方ですね
それだけ生き方に自信がおありだったのでしょうね^^
返信する
★sakurabanaさん★ (都月満夫)
2021-11-13 06:59:57
そうですね。
それは大変なことだったと思います^^
したっけ。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ニュース」カテゴリの最新記事