年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

静脈産業という言葉から

2010年09月23日 | 築地市場にて
最近聞きなれない静脈産業という言葉が出てきた。これは動脈産業という言葉と対となっている。動脈産業は例えば自動車を例に取れば車を作ることで、静脈産業は廃車した車から金属等の資源を回収することである。漬物も食品における静脈産業の意味を持つものがある。
 沢庵漬は米が精米時にでる米ぬかの再利用したものだし、他の食品製造後、不要となった空樽に干し大根と糠と塩で漬け込んだ。再利用して製造した食品は解釈が難しく、場合によっては賞味期限改ざんとも解釈できるので、広報して一般の理解を求めるしかない。しかし解釈次第では日本の食文化の中で静脈産業という要素が消えるかもしれない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする