年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

許されざる者  辻原登著から1

2011年02月16日 | 築地市場にて
新宮から帰って、大石誠之助の事を調べていたら最近の小説で新宮に於ける大石をモデルとした小説があった。まだ全部読んでいないのだが、駅弁のサンマ鮨がお勧め品と言われた由来が小説の中で書かれていた。サンマ寿司には、主に和歌山県熊野灘で獲れるさんまを使っていて、三陸沖から寒流にのって熊野灘に南下してきたさんまは、長い間潮にもまれるため身が引き締まり、脂も適度に落ち、寿司魚としてつかっているという。サンマの脂身が取れ、コハダのような食感がしました。本当は本場の目張り鮨(青高菜のおにぎり)を買う予定でしたがこれはみなべ町の梅干し館にあったので次回購入となりました。
新宮の青高菜は漬物業界では紀州高菜と言っていて九州の高菜の古漬と違って浅漬でえある。青臭い高菜が食欲を誘う。大きいオニギリである。

 この小説は虚構の話とは言え時代の全体像を巧みに入れているので当時の情勢を知らないと理解できない事が多い小説と見た。
コメント
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