年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

再び福島県立博物館紀要を

2011年02月19日 | 築地市場にて
会津若松城付近にある福島県立博物館の紀要を再び都立多摩図書館で借りて読む。紀要には石井研堂の事が書いてあるのだが前回何も予備知識もなく、郡山市にある石井研堂の菩提寺の中にあるある墓についての文章を読んだ。『如宝寺の切支丹遺碑文について』この文は大正15年2月の事だった。
 あまり福神漬調査に関係ないと思いつつ何か気になっていて読んでしまった。数日たって、なぜ気になったか考えると明治事物起源『缶詰の始まり』に幕府出入りの漬物商人の先祖が島原の乱の時から幕府との付き合いだと記述があった。これを『缶詰の始まり』に石井研堂が島原の乱の事をなぜ付け加えたのだろうかと考えだした。石井研堂が編集人だった『集古』に集まった人達は旧幕臣でキリスト教信者が多かったと思われる。
石井研堂の著書一覧を見ると、明治事物起源を除くと一貫性がないように思える。小学生の向けの本は明治事物起源には役に立つと思われるがその他浮世絵・漂流記・釣り・古銭・安積艮斎や中村正直等の人物伝がある。釣りは根岸党の一員でもあった幸田露伴との付き合いから想像される。これから石井研堂を調べるために郡山へ行くことになるのだろうか。
 
コメント
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