長い間所在を探していた、最後の浮世絵画家といわれる小林清親絵原胤昭文の福島事件を揶揄した『天福六歌仙』が見つかりそうである。多くのの福島事件の浮世絵で田母野は見かけるが頒布されたという平島松尾と花香恭次郎の浮世絵の所在が町田の自由民権資料館の人たちの協力で福島県にありそうとわかった。
この浮世絵は原が福島事件の高等法院の判決に憤慨して発行したもので、原が南町奉行与力だったので以前処理した『天保六歌仙』の話を知っていたので天福としたのだろう。これには花香恭次郎が専制政府転覆と唱えていたし、福島の福も掛詞として入っている。この様なことから団団珍聞主筆だった梅亭金鵞は政府の弾圧を避け、寓意を入れた食品名として『ふくじんつけ』として命名したとしてもおかしくない。
この浮世絵は原が福島事件の高等法院の判決に憤慨して発行したもので、原が南町奉行与力だったので以前処理した『天保六歌仙』の話を知っていたので天福としたのだろう。これには花香恭次郎が専制政府転覆と唱えていたし、福島の福も掛詞として入っている。この様なことから団団珍聞主筆だった梅亭金鵞は政府の弾圧を避け、寓意を入れた食品名として『ふくじんつけ』として命名したとしてもおかしくない。