年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

箔が付く

2011年02月24日 | 築地市場にて
辞書によると値打ちが上がる事となっている。金箔等の薄い金属を上辺に貼って、物の価値を上げる事から由来しているようである。デフレの今ではコストカットということで余分なものはそぎ落としている。
箔が付くと言えば板垣退助の遭難事件も内藤魯一の「板垣死すとも自由は死せず。」言葉の創作で板垣の箔が付いた。明治の壮士は官憲の過酷な取り調べに対して抵抗し、出所したら宴会を開くなどをしていた。今とは法治感覚が異なっていて、戦前は清涼飲料水が白濁していただけで前科が付く時代で食品業者の中には前科数十犯の人があって、縁談の際に身上調査されると説明する必要があったという。今でもその影響があって、果実のカケラの入っている飲料水や濁っている飲み物の種類は少ない。

 海外に逃亡し、堂々としているのは箔を付けるためだろうか。
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