年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

3階建て

2015年02月25日 | 築地市場にて

新しい豊洲市場の青果部は3階建てである。これは都内の最近建設された市場の中では低い。もともと畑のようなところで栽培された青果物が雨を防ぐだけで市場は成り立つ。ただ食の安心安全を保つための設備が必要になった。東京都の考えで閉鎖型の施設が当初は強調されていた。しかし青果の人達の考えが加わり高床のせり場とならなくなった。水産部は完全に温度管理するため高床の閉鎖施設となる。まるで冷蔵庫の中で働くようだ。

 青果は施設の温度管理が25度となり、夏場だけが閉鎖型となるようだ。実際運用してみないと何処に築地と違った不備があるのだろうか。最初の問題は開かれた築地市場と管理を前面にだす東京都の人達の葛藤が始まる。食のマ-ケットはドンドン変化していくので新しい市場参加者を増やさないと単なる仕分け施設となってしまう。日本の中心の市場として食文化の発信機能が必要で秋葉原のような変化を要求されている。時代を先取りした市場にならないと需要が消え、衰退するだろう。

 青果部に隣接する千客万来施設が観光客の車の流れの件で頓挫したようだ。東京都は再提案するようだが遅れることは必死だろう。

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