築地に位置情報を登録しているので2月20日の出来事で小林多喜二が築地警察署で虐殺された日だった。彼の著名な小説は食文化の観点から見ると、カニという生き物が変質しやすいので洋上ですぐ加工し、缶詰にしなければならないことから過酷な労働となったようだ。
密かに築地の霊安室と思っているところがある。小林多喜二が虐殺された築地警察署の隣にある京橋図書館郷土資料室である。地下の書庫は霊安室の気が漂っている。ここは土佐藩中屋敷跡で、付近には蘭学者が集った桂川家がある。このような場所がトロイの遺跡のように時代が異なった史跡が同一の場所にある頃を知る。京都と違って西欧文明が入っていることが特色となっている。