年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

久米邦武の評伝を読みたいと思う

2016年03月07日 | 福神漬

 

幕末維新と佐賀藩という福神漬のエピソ-ドと縁が薄そうな本で暇だから選んだ。ところが著者のあとがきから江藤新平が藩主の葬儀を仕切ったのに藩主の評伝を書いた久米邦武があっさりと記述したことの謎解きがあった。

 戦前歴史を書くとき、特に幕末史を書くとき流れに逆らう記述は批判されていた。後に国賊となった江藤新平は今でも評価されることもなく、現在に至る。

 ところが福神漬の関連のエピソ-ドを調べてゆくと千葉万歳村花香恭法が司法卿江藤新平によって新治郡判事に任命されている。国会図書館のデジタルライブラリ-で見つけた時、不思議な記憶が残った。千葉の人が今の茨城県土浦市の裁判官にどうして任命されたのだろうか。千葉県旭市の郷土歴史家の活躍を待ちたい。

 幕末の佐賀藩はフェ-トン号事件から変化し、佐賀の乱で終わる。この佐賀藩が福神漬の各エピソ-ドの中に時々現れてくる。日暮里浄光寺の境内にある福神漬顕彰碑の揮毫者村田保は大日本水産会の創立者で佐賀藩に縁がある。

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