年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

感覚のずれ

2016年09月10日 | 築地市場にて

築地市場では年に数回食の安全の講習会がある。そこでは細菌の汚染問題が中心の講演がある。時には添加物・農薬もあるが空気による食品汚染の講習会はなかった気がする。発泡スチロ-ルによる輸送の普及で中に外気が侵入しにくくなった。夜間に入荷し、昼の十時までに市場を出るので汚染が入る間がない。もし汚染が入るならばその前に市場で働く労働者の健康が阻害されるだろう。十数年前築地内を爆走していたタ-レ-が空気を汚していたが食品問題は出ていない。そのとき問題となったのは市場で働く労働者の健康問題だった。

 今保冷剤を入れて常温便の宅配で夕方出して翌日午前中まで10度くらいで配送しているようだ。それほど発砲の空気遮断が効いていることを感じる。

もっとも築地の先取りは発砲のふたを開けることなく単短時間で築地から出てゆく。積み替え場所なのだ。

 自民党小泉氏の農協改革で市場を通さないことを検討しているようだ。今の築地で改革できないのなら農水産物流通から完全に外される。なにしろ食の事故は温度管理が基本だからである。今の築地で国際規格をとっているところはない。

コメント
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