文京区の中央図書館とも言うべき真砂と言う名前のついている図書館へ行ってきた。ここは中央区に比べて古地図の多い図書館で参考になる。真砂とはどっかで聞いた地名だと思っていたが泉鏡花の小説に出てくる真砂町の先生と図書館を出た時、地名案内板に書かれていた。湯島の白梅の季節は終わったが色々雑知識が増える。
文京区の郷土資料はやはり面白い。この区は学校が多いので古書店とか印刷業とか学生用の宿泊施設に特徴がある。
図書館内の本で内田百ケンの上京した時、最初の宿泊先が池之端七軒町で4日ほど滞在し転居したと言う。新橋で汽車を降り、人力車で池之端へ行ったようだ。時間と経費はどのくらいかかったのだろうか。日本郵船の関係で内田は気になる人物である。