前かから気になっていた天保の改革で江戸時代の株仲間制度が破壊された。数年後株仲間が再開されたが完全には元の制度には戻っていないようだ。福神漬の関連で塩関係の問屋制度が天候とか異国の脅威とかの外部の要因も混ざって複雑な影響もあった。
江戸の市場経済-歴史制度分析からみた株仲間 岡崎哲二著
嘉永年間に浦賀の塩取り扱い業者が浦賀奉行所の人たちに塩仲間の再興を願ったようだ。このことが行徳漬物商人喜兵衛が函館に行くことになったと思われる。
今は過去の商売を高度化しただけで日本人の得意の改善運動の成果かもしれない。しかしAIの時代では改善だけでは超えられない速さと効率がある。そこに加えて大量の商品がネットに氾濫する。アマゾンフレッシュの漬物の品揃えは地方の道の駅の品揃えより貧弱である。