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 年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

韓国の福島産水産物禁輸で

2019年04月12日 | 宅老のグチ

今日のニュ-スで韓国での日本の福島産水産物禁輸で日本の要望が阻止されたという。あの福島の事故で築地市場では放射能の不評被害を防ぐため、日本で一流の放射能専門家を築地市場講堂に集めて講演した。当時は液体水素を使って正確に検出できる設備は日本に数箇所しかなく、しかも常時稼動しているところは事故前は少なかった。

 築地市場の講演で今回のデ-タとビキニ環礁での放射能が同時に検出されていたことが解ったし、さらに東海道新幹線などを使って九州に行ったとするとトンネル内の岩石から放射能が出ていて数値が上がるし、さらに岡山県にはウラン鉱山の影響で数値が少し高いという。高度を飛ぶ飛行機では宇宙線の影響があるという。人間ドックで放射能のため回数制限があるようだ。築地での学習は食に関して風評被害を出さないように東京都は指導している。

 いつも市場を監視する都の職員は都民の模範となるように言っているが深夜の労働者の耳には入らないようだ。ようやく人手不足となり、今年から毎週2日休めるようになった。だが生産者のため3連休とはならない。五月も10連休にはならない。

 韓国からの水産物の輸入業務で放射能検査を行えばオアイコである。食の安全を脅かす放射能は出ないと思うがビキニのセシウムは出るかもしれない。何しろあの時は夜光塗料も検出されていたから出ないとはいえない。ただ経費がかかるので検査しないだけである。

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半年たった豊洲市場

2019年04月12日 | 築地市場にて

豊洲市場の開業半年と言うことで新聞報道がなされている。事故報道が多いと感じるが築地でも多かったので増えたとは思えないだろう。ただ敷地が広くなり、青果部との間に道路があり急ぐ人たちが地下トンネルでスピ-ドをタレ-で出す。一年通して労災の数は築地と比較しないといけない気がする。買いまわりは豊洲へ行ってから築地で食事するになりつつある。時間に余裕のある観光客に豊洲の食堂が占拠されている。

まだ豊洲市場の真価を問われる真夏を経験していないのでなんとも言えない。日本全体の食の経済で市場というものがどの様な地位を占めているかが問われている。一応数字的には減っているが日本の食を目指す観光客の数字は市場の売り上げには計上されない。出てくるのは市場前駅の数字かもしれない。

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豊洲の事故死

2019年04月11日 | 宅老のグチ

TVで豊洲の事故現場を見る。随分昔に築地市場内に定温冷蔵庫があって、古い設備で築地市場内でバナナに色付けの加工を行っていた。狭い入り口に大型のトラックが入る技術にいつも見とれていた。両脇の隙間は両方で30センチも無く動いているときは出入りが出来なかった。大型の台車に積み替え、人力でエレベ-タに入れる。扉が上から下がって下がっている途中無理して入るときはいつもヒヤヒヤした思いがある。扉の開閉が手動で一度上に上がると中々下りてこない。だから無理して動いているドアの下を潜り抜ける。

 今度の豊洲の事故は急いで乗り込んだがタ-レ-の運転席にドアが入り死去したと見える。この事故を防止するには一時停止でなくフォ-クリフトのように運転席上部に防護バーを設置するしかない。急ぐなといっても時間に追われる仕事をしているので口先では解決しないだろう。

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神戸の老舗奈良漬メーカ-の倒産2

2019年04月09日 | 宅老のグチ

一晩中倒産した奈良漬メーカ-の記憶を取り戻す。1970年頃関西にいたのでTVやラジオでかなり頻繁に宣伝していた。十一の奈良漬と言うのだがトイチの奈良漬といっていた。東京ではジュウイチと言われていたのでトイチを強調したのだろうか。

 関西を襲った大地震まで神戸の漬物業者3社は意外と知られていないが海外に移住もしくは転勤した日本人にための日本食品輸出を日本食貿易会社から依頼されていた。神戸は横浜東京と違って戦前からの小口貨物の主要な輸出港だった。震災によって業務が滞り、さらに基盤となっていた神戸の漬物需要が衰退し,比較的震災被害の少なかった大阪の業者に神戸の得意先を奪われた。これも震災の後遺症と言えるかもしれない。100年の歴史を持っていた漬物業者がまた一つ消えた。いきなり倒産と言うのは今の景気状況を表していて従業員の再就職が簡単だからともいえる。いつかは縮小再出発すると思うが時代がそこまで待っているとは思えない。・

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神戸の老舗奈良漬メーカ-の倒産

2019年04月08日 | 宅老のグチ

以前は贈答用のなら漬メーカ-だった神戸の漬物業者が倒産した。福神漬の缶詰を意識したのはこの業者の福神漬だった。カレ-屋さんの食卓に缶の蓋をあけスプーンを入れれば良いと簡便性があった。

 関西ではテレビ・ラジオ宣伝をしていて有名だった。衰退の目立つ漬物業もまた問い合わせに答える業者が減った。縮小の仕事は残る業者の負担となる。数字以上の有名さは先行きの不安から簡単な廃業を選択する。


十一の奈良漬で有名だった。ある時期は全国漬物連合会の会長だったこともあったがダイエ―の納品で急拡大したが付いてゆけず倒産となった。ダイエ―絡みの漬物業界の倒産・事業縮小の波は今でも続いている。
 その主な原因は特売だった。ダイエ―の創業祭等の全国特売は販売力が巨大で、漬物業者の他者への納品を抑えダイエ―用の製造に集中した。そして特売が終わると注文が途絶し、他の得意先に納品が再開するのだが他の納品先はこの間に他の漬物を売り場に占拠され、それが売り切れるまで納品が止まるという悪循環となっていた。売り上げがダイエ―に集中し、利益が減る。多くの漬物業者が消えた。
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豊洲は観光客は電車で

2019年04月08日 | 宅老のグチ

豊洲の市場前駅のそばに3月末までマルシェという簡易な市場もどきの施設があった。その隣で地盤調査を行っていたので何が出来るかと思っていたらオリンピック終了まで簡易な飲食施設が出来るようだ。どうやら豊洲市場に来る人が外国人が築地と同じように多いので海鮮系のレストランらしい。平屋なので終日開業しているようでこの施設が出来ればコンビニ弁当から市場の人たちが一時的に解放される気がする。多くの観光客が市場の労働者のレストランに並び昼時は一時間は最低並ぶので仕事にならない。行列の少ない時間は仕事のピ-クでもし寿司を食べようとしたら仕事前に4000円の食事となる。

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時代劇小説家ネタ本で

2019年04月05日 | 宅老のグチ

時代小説の小説家を目指す指南本で歴代の京都町奉行所の記録があった。長井筑前守昌言が元治元年(1964)11月から慶応元年(1965)11月まで堺町奉行所でその後京都町奉行所へ赴任し12月に京都町奉行所を退任しているとあった。子孫である鶯亭金升日記にも京都町奉行所のことは書かれていない気がする。堺町奉行所の関連の記録で茶道の縁のある堺市の南宗寺には長井昌言の名前がある灯篭があるという。彼は京都町奉行所へは多分赴任していないだろう。慶応元年の暮れの京都は平穏だったはずが無い。開国派だった長井が攘夷を唱える宮中を押さえることは出来ないからど思われる。幕末の時代劇で長井昌言が出ないのはこの様な理由だろう。ただ維新史料綱要では記録として残っているが京都本では歴代の京都町奉行所としては消えているほうが多い。

元治元年(1964)から慶応元年の京都の政治状況がわからないと長井が何故赴任しなかったか解らないだろう。長井家の子孫の話では大阪町奉行になった戸田伊豆守氏栄は安政4年(1857)2月から安政5年(1858)年8月死去までとなっている。この時期大阪でやはり外交問題があったようだ。歴史書では病死となっているが子孫のブログではその様な死に方ではなく過労死だったかもしれない。町奉行は激職でその攘夷問題を抱えて楽な勤務とは思えない。記録に残る大阪町奉行としての戸田の業績としては種痘を承認したようだ。

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引継ぎの最終段階

2019年04月04日 | 宅老のグチ

昨年10月に豊洲へ移転し、引っ越しに伴う混乱を削減するため働いていたがようやく終わりそうだ。3月決算で中身は後継者が作成する。引っ越しに伴う資金は借りることも無く終わった。10年以上貯めていたのでかろうじて間に合った。ただ予想に反して築地場外の業者ががんばっているので負ける訳にはいかないようだ。食品情報誌によると長年築地市場場外でカマボコを商っていた店が廃業したようだ。場外の交番跡地の店も2016年夏に廃業していた。朝早い仕事は若い人が勤めにくい。昔は収入が良かったが築地の地位の低下に伴い他の業種と差が無ければ縁故以外で市場にくることは無い。長い経験の要る築地・豊洲の仕事は他の市場と違って専門化されそれなりの責任がある。高価格の商材を努力と関係なく価格が設定される現状では安さのため手抜き生産で品質が落ちる。良い物は高く買ってよく説明して高く販売できなければ安く手抜き生産のものが生き残る。そのようなものが市場の歴史でもある。日々変化している。もう年よりは引っ込む時期に来たようだ。

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時代劇のなた豆

2019年04月02日 | 福神漬

時代劇ファンのための大江戸歴史講座 若桜木 虔/編

暇に任せて。ある知人より紹介された時代劇作家を目指す人の参考書を借り出した。その中になた豆があった。江戸時代のなた豆の文献が中々見つからないので参考まで。

鉈豆ー刀豆 別名 帯刀 江戸時代初期に渡来。 熱帯アジア原産。大きな莢が鉈(鉈)に似ておる事から(鉈豆)と名づけられた。咳(せき)、喉(のど)のはれなどに薬効がある。渡来当初は食用としておったが、現在は若い莢を福神漬などに使用することが多いようだ。

 この文献もどきの著者は高田在子さんという人らしい。なぜ鉈豆が入っているか気になるところ。

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令和のソンタク

2019年04月01日 | 宅老のグチ

昔と言っても自由民主党が野党時代に和歌山県の梅の産地であるみなべ町で梅祭りのイベントがあった。山の中腹ともいえるところに梅の功労者の記念碑がある。そこで梅祭りがある。東京から参加したのでどれだけの意気込みがあるか知らなかったが東国原宮崎県知事の登場で梅祭りに前なら県の農林関係の役人が出ていて県知事の挨拶の代読をしていた。そのうち県知事本人が出席し、ニュ-スの少ない和歌山のTVクル-を引き連れて出席していた。県の国会代議士も秘書が出ていたが野党となったときはTVの露出も少なく、今の自由民主党の幹事長である二階氏も梅祭りに参加し、TVに写っていた。

 今日(令和)と言う元号が発表されたとき、万葉集の梅の花ということで安倍首相4選論を言い出した二階氏へのソンタクかと一瞬思った。これでまた梅の生産者は喜ぶだろう。桜の満開時に梅の花の話題とは。

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梅の花は春の先駆け

2019年04月01日 | 宅老のグチ

新元号の由来の話を聞いていたら、梅の花という言葉が出た。春の盛りの桜の時期に梅の花とは。梅は厳しい冬からいきなり花を咲かせる。

今まで厳しい状況を何とか切り開く元号となるんだろうか。

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