年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

盆の中、普通列車で福島二本松市へ

2019年08月12日 | 宅老のグチ

福島県の新聞業界の重要人物であった平島松尾の顕彰会に飛び入り参加しました。戊辰戦争150年たってもまだまだ生き残った人たちの中には様々な思いがあるようです。ようやく薩長歴史が見直されつつありますが福神漬から歴史を見ていると、黒船が来たとき、積極開国論を主張した人たちがあったこと忘れられています。攘夷を唱えていた人たちが鳥羽伏見の戦いの後、神戸で異国人に発砲したことで問題となり、徳川の責任とすることもできず、急遽新政府は攘夷を捨てました。このことは中々全体に伝わらず、後々まで異国人への襲撃がありました。

 

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一週前の横須賀市役所

2019年08月10日 | 宅老のグチ

横須賀市役所で開国史研究の本を4冊購入するため横須賀市役所へ行ってきました。市役所1階の金銭を扱うところの奥に販売しているところがあります。この本は駅前本屋で売っていなかった。・

 今横須賀は全国の都市と同じように人口が減りつつあって、特に山の上にある住宅が空き家となっているようだ。京浜急行横須賀中央駅のそばの公園から東京湾の海が見える。急坂が多いため車での移動が多いようだ。平日なのに駅前のところ駐車場が満車だった。近所の公園はガラガラ。坂が多いので目的がないと歩けない町のように感じる。

 テレビで入籍報道を見ていて、横須賀市役所で本を買いに来たと言ったら警備員が困惑していたことを思いだした。それでも二人で役所の案内板を眺めてここだろうと判断した。開国史研究を4冊購入。すべて浦賀関係。

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深谷の渋沢成一郎

2019年08月07日 | 宅老のグチ

埼玉県深谷市の渋沢栄一記念館で明治の初めに一時彰義隊に参加した親族の記録がなかった。あと5年すれば1万円札は福沢諭吉から渋沢の肖像となる。150年たっても幕府側についた人の評価が地元でも消えている。行田の忍城にも行った。こじっまりとした街で足袋の町として売り出しているが和装と下駄等の履物が復活しないと無理のように思える。

 カーナビの通りに動くとガソリンがすぐ減る。余分なガイドで高速道路を利用させられた。

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リ-ガル.ハ-ト TV東京

2019年08月05日 | 宅老のグチ

月曜夜9時からリ-ガル.ハ-ト という番組がある。普通のTVで放映される弁護士番組は刑事事件が多い、さらに民事なら離婚訴訟系が多い。実際番組提供者を考えると一回ならとにかく複数回のだラマとなれば推測される事例に引きずられ、映画ならとにかく連続ドラマは難しいとみていた。築地にいたとき毎日配達される帝国データバンクの倒産情報誌の倒産の少ない時に不定期で連載されていた。著者である弁護士の過去の再建方法(うまくいった事例)を書いてあった。この弁護士の信念は自殺を避けるということのようだ。企業の盛衰は競争と事業環境の変化で必ず消える企業がある。

 親族まで金銭を借りまくり一家心中まで行くのは最低である。どこで見切りをつけ、どこを継続させるかは当事者より第三者が冷静に判断できるようだ。TV東京はこのような番組は適任だろう。最近辛口の番組が減ったのは放映プランを考える人たちの交際窓口がネット情報収集で済ましているのだろうか。

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岩波日本歴史14巻 近世5

2019年08月03日 | 宅老のグチ

岩波日本歴史14巻 近世5 平川伸著から

嘉永4年の株仲間の再興の経緯が詳しく書かれている。この経緯で老中の阿部と勘定奉行と南町奉行遠山景元 ・元南町奉行の筒井政憲のやり取りが書かれている。天保の改革で閑職に左遷された遠山と筒井が水野忠邦の失脚で復権途中だった。市中の業務を熟知している町奉行としては株仲間の再興は必要と考えていたようだ。しかし天保の改革以前の物価の高騰は無視できないものがあった。

 遠山景元 が閑職から弘化二年南町奉行に復帰するとすぐに、株仲間の再興を老中阿部に言上した。しかし阿部は復活の条件が整っていないと同意しなかった。筒井政憲が弘化三年諸問屋株式の復活を上伸した。隅田川の氾濫による災害の復旧費用を賄うという理由だった。老中の阿部から却下された筒井の上申書を遠山が町年寄からの願い書を加えて再提出したが再度阿部に却下された。阿部は水野忠邦の質素倹約路線を継承していたから、株仲間の復活で風俗が再度乱れることを懸念していたという。

 嘉永三年九月老中の阿部は勘定奉行に問屋再興の検討を出した。この情報は筒井政憲にも直ちに伝わっただろう。この嘉永三年は浦賀で戸田伊豆守氏栄、砲術下曽根金三郎、手付役内田弥太郎がいた。嘉永三年十月末に江戸市中で小伝馬町の牢獄から放火で解放され逃亡していた高野長英が町奉行の与力たちに惨殺された。(鶴見俊輔氏の見解)当時の市中の噂話を集めていた藤岡屋日記で高野を逃亡を手伝っていた内田弥太郎が処罰されないのが不思議と当時から世間は疑っていた。いわゆる蛮社の獄という無実の罪で投獄された高野長英が放火し逃亡したことが遠山と筒井の間で内田の処罰を秘密裏の検討があったと思われる。浦賀奉行の戸田氏栄は内田弥太郎の必要性を遠山・筒井に説いたと思われる。この功績で戸田伊豆守氏栄三男が女子しかいなかった二番町の長井家の養子となった(長井昌言・出典鶯亭金升日記)。筒井は三番町に住んでいた。また下曽根金三郎は筒井の息子であった。

 嘉永4年の株仲間再興の陰で内田弥太郎の処分の動向が消えてしまった気がする。処分を免れた内田弥太郎は学問の弟子である関流和算家東千葉万歳村の花香安精のところにすでに養子かいるのに戸田氏栄5男を養子(花香恭次郎〉とした。自由民権運動福島事件の東京士族被告人花香恭次郎の誕生のいきさつだろう。

 福島県立図書館の資料調査で困難な人物として花香恭次郎があった。資料が少なく、南町奉行(筒井政憲)火付盗賊改(長井家・文政年間は長井五右衛門昌純)関東取締役出役(組合村代表花香家)からは史料が出ない。

千葉のはずれの飯岡町は長井家の知行地であり、飯岡の助五郎は浦賀に近い横須賀市出身だった。

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多少キムチ絡みで付き合いがあるので

2019年08月02日 | 宅老のグチ

今日は韓国との関係が降り出しになる日。どこかで決着とつけないと韓半島が統一しても今の状態を引きずる気がする。雨降って地固まれば良いのだが時間が経つと不満足な決定と騒ぐ人が声を出し、満足した人は黙るのが世の習い。社会の最底辺の仕事ではどちらの風が吹いても生き残るのが一番。時間が解決するしかない。

 デジタルの時代で国境を超える情報の速さは過去の経験では測れない。これから日本国内のキムチの食べ歩きをしたいのだがどこで情報を取ればよいのだろうか。あまり知られていないのだが韓国のキムチは地域によって中身の具が異なる。海に近い地域は海産物が入っていることも多い。南と北では塩分も違うようだ。どこでも国自慢がある。

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戯作契情買虎之巻 安永7年

2019年08月01日 | 福神漬

戯作 契情買虎之巻 田にし金魚著 安永7年(1778)国会図書館デジタルライブラリで読むことができる。

江戸後期の洒落本作者。江戸神田の町医師鈴木位庵と伝える洒落本作家。この戯作が売れ、後に人情本への道を開いた作品。この戯作で親が病気のためと称し、兄が妹を吉原の遊郭に売りに来る。そこで遊郭で働くことを鑑定する仕事人(女衒)が娘を判定することになり、ナタマメ・カラタチの気遣いなしと判定している。このことはナタマメ等を食べさせ癲癇の有る無しの判定をしていたようだ。今ではテンカンの医学的判定ではナタマメを食した程度では判定はできない。明治になって江戸時代の本草学が衰退し、漢方の知識も少なくなった。西洋の医学でも薬草としてのナタマメの効能は不明である。また博物学者と知られている平賀源内の(神霊矢口渡)でもナタマメを食させてテンカンの有無を判定する場面があった。このことは江戸時代から明治の西洋医学が一般化されるまでナタマメ信仰が持続されていて、明治のなっても生き残っていた戯作者の常識となっていたと考えられる。女流作家の佐多稲子の(私の東京地図)で彼女が務めていた上野不忍池の料理屋(清凌亭)の女主人から池之端の酒悦への買い物を依頼された。酒悦店頭で女主人から依頼された福神漬の入れていけない材料を忘れた。店の奥に入り材料を眺めているうちに思い出し、その入れてはいけない物がナタマメであった。佐多稲子は知らなかったようだが下谷の料亭の女主人はナタマメの言い伝えを知っていたと思われる。

 今はナタマメが江戸時代に言い伝えとして癲癇の判定で使用したいたことを知る人はいない。

 

 

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