お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

深海魚シーズン突入

2011年04月04日 | 定置網

 今日は定置網で雑魚の選別作業中にフリソデウオの幼魚を2個体見つける。いきなり2個体標本用に確保する。うちの定置網は箱網が破断して修理中で使えない状態なので、今は昔使っていた底層式を使っている。沈んでいる網を水面まで持ち上げ、網の口を開き魚を取り上げるタイプなので、網を水面まで持ち上げる時に魚が網に当たってしまう。フリソデウオの仲間は少しでも体が網に振れれば体表が剥げてしまい傷付くので、今年は水族館用には確保できなさそうである。この手の魚が獲れる時は地震の前触れなどと騒がれる事がある。今思えば昨年、一昨年と採集された個体数は多く、年々増加してきているように感じる。やはり、この事が大震災の兆候だったのだろうか。未だに余震は続いているが、今後は獲れる個体数も減っていくのだろうか。
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