最近は少し暖かくなり、定置網でも魚の稚魚達が顔を出し始めている。という事で今年も恒例の夜間採集を今日から始める。何年か前に3月に行った夜間採集でいろいろな魚種の稚魚を採集した事があった。大潮で潮が満ち始めた時にいろいろな魚が姿を現したのである。今日は丁度大潮。だが干潮は深夜1時という事でそれ以降の時間に向かう。現場に着くと潮が引き過ぎており、港の中央は海底が顔を出している。普段は港の岸壁を探すのだが、岸壁からでは高すぎて採集できないので今回は地に降りて行う。砂地であるのでハゼ類しか目に付かず、採集する。結局採集したハゼは全てヒメハゼであった。今年もこれから眠れない土曜日が始まる。
最近は少し暖かくなり、定置網でも魚の稚魚達が顔を出し始めている。という事で今年も恒例の夜間採集を今日から始める。何年か前に3月に行った夜間採集でいろいろな魚種の稚魚を採集した事があった。大潮で潮が満ち始めた時にいろいろな魚が姿を現したのである。今日は丁度大潮。だが干潮は深夜1時という事でそれ以降の時間に向かう。現場に着くと潮が引き過ぎており、港の中央は海底が顔を出している。普段は港の岸壁を探すのだが、岸壁からでは高すぎて採集できないので今回は地に降りて行う。砂地であるのでハゼ類しか目に付かず、採集する。結局採集したハゼは全てヒメハゼであった。今年もこれから眠れない土曜日が始まる。
継続的に水族館よりフグ類の収集を頼まれている。まだ海水温が低くあまり望めない時期であり、やっとナミダフグが3個体集まったくらいである。そのような状況ではあるが、今日は仕事が終了後にしものせき水族館「海響館」がそのナミダフグ3個体だけを受け取りに遠くは下関から来てくれる。小さなナミダフグのうえ個体数が少ないのに活魚車で来るのではとヒヤヒヤしていたがワゴン車だったのでホッとする。それでもこれだけの為に片道5時間掛けて来てくれるのでなんだか気が引けてしまう。ナミダフグを積み込んだ後、ハリセンボンも欲しいという事で港内で探し、なんとか数個体採集する事ができ、少しは個体数も増え良かった。今後も継続でフグ類の収集となるがナミダフグはこれからが本番である。少しでも個体数を多く収集し、水族館に貢献できればと思う。
週末から父が遊びに来ている。今日は時化だったのでお昼に父とカツオを食べに枕崎まで行く。枕崎のお魚センターで昼食を取る。帰りにお魚センターの中にある円柱の水槽を覗き込むと目を疑う。チョウセンバカマのような魚が泳いでいる。だが、見難い場所にいてハッキリと確認できない。しばらく待っているともう1個体同じような魚が泳いでいるのに気付く。確認するとやはりチョウセンバカマである。チョウセンバカマは深いところに生息し、市場でも稀にしか揚がらない。その魚が生きた状態で水槽で泳いでおり、しかも2個体もいる。水族館でもなかなか見る事のできない魚であるのに、このような水槽に泳いでいるとは驚きである。この水槽を管理されている方がチョウセンバカマの事を知っているのか気になるところである。
今日は水揚げをしていると漁協の職員から他の定置網で獲れたとフリソデウオを頂く。今日はそのほか漁協の定置網でもフリソデウオが2個体獲れたそうである。ここではフリソデウオは毎年定置網で小さな個体が獲れ、珍しい魚ではない。実は先月うちの定置網でもフリソデウオが入網した。まだ網を起こしている最中に見つけ、水面を泳いでいた。見失わないように網を起こしていく。網の中にはシイラが数尾泳いでいて雑魚を追いかけている。そのうちフリソデウオもシイラに食べられてしまうのではとヒヤヒヤしていると、いきなり空中からトンビが舞い降り、フリソデウオを鷲掴みにして飛び去ってしまう。まさか鳥に横取りされるとは思ってもみなかった。フリソデウオならまた獲れるだろうと諦める。