お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

バラハナダイ

2013年07月19日 | 市場



バラハナダイ



エソダマシ



イズハナダイ

*このイズハナダイはPlectranthias sheni Chen and Shao,2002に再同定され、2017年11月にキオビイズハナダイ(新称)と提唱されました

 今日は定置網の水揚げが終わると私の所にいつも標本提供して下さる漁師さんが魚を持って来る。3個体持ってきて、全て標本用に提供して頂けるとの事。その中に1種見たことのない魚がいる。さらにはその魚は色鮮やかで綺麗である。後の2種は以前にも頂いたエソダマシにイズハナダイである。持ち帰り調べるとバラハナダイである。綺麗なので写真を撮りたいが、大き過ぎて家での撮影は出来ない。という事で急遽大学まで標本登録に行く。撮影してもらい標本登録する。このバラハナダイは背鰭尻鰭の先端が長く伸び、体色が黄色にピンク色とは何とも鮮やかな魚である。
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再び素潜り採集

2013年07月17日 | 採集





ノドグロベラ





ツユベラ

 今日も仕事が午前中で終わる。数日前の素潜り採集で魚影が薄かったものの2種も初採集できた。その感動を再び味わいたく、今日も午後から素潜り採集に行く。しかも全く同じ場所。潜ると前回初採集したノコギリハギが目につく。しかも数個体泳いでいる。前回初めて見たノコギリハギであるが、今年初めて入ってきてさらに個体数も多そうである。まだ1個体しか採集していないので、さらに採集する。すると今度はど派手なベラを見つける。これも初めて見る。どうしても採集したいが相手はベラの仲間。動きが早くそう簡単には採集できない。だが、運よくあまり場所を移動しないので何度もアタックし、ようやく採集。家に帰り調べるとノドグロベラである。その後も観賞魚として有名なツユベラの幼魚も見つけ、これまた何度もアタックし、採集する。ツユベラも初採集であり、本日も2種が初採集となる。まだ後採集出来ていないベラの仲間が何種かいる。この勢いで近いうちには採集したいところである。 
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素潜り採集

2013年07月15日 | 採集





マルクチヒメジ





ノコギリハギ





モンツキハギ

 今日は仕事が午前中で終わる。天気が良く絶好の素潜り日和。午後から素潜り採集に行く。魚の採集目的での素潜りは今年初。スカイ水温もかなり上がり条件は良いのだが、潜ってみると何だか魚影が薄い。それでも必死に魚を探すと黄色いハギの仲間を見つける。採集するとモンツキハギの幼魚である。モンツキハギは初採集。魚影は薄いものの幸先が良い。その後も他の魚を採集しようとチャレンジすると横にシマキンチャクフグを見つけ採集。捕った魚を見るとシマキンチャクフグではなく、ノコギリハギである。ノコギリハギも初採集。今までにノコギリハギは見たことも無く、それを間違えて採集するとはラッキーである。その後も黄色いマルクチヒメジの幼魚などいろいろと採集出来た。
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ジンベエザメ入網

2013年07月13日 | 定置網

 新しい定置網に入れ替え1年が経つ。今日はその定置網で大きなジンベエザメが入網。5メートルくらいはありそうで、水族館用には不向きである。ジンベエザメは水揚げも出来ないので放流となる。何もならなず逃がすのにちょっと手間は掛かるものの、新規の網を入れて1年が経ちお祝に来てくれたのかなと思うと、手間も苦にはならない。
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アカオビハナダイ

2013年07月08日 | 日記

 今日は仕事を終え倉庫に戻ると、バケツに綺麗な魚が入っているのが目につく。取り上げると色鮮やかなアカオビハナダイである。いつも標本収集に協力してくれている釣りの漁師さんからである。珍しい魚が釣れた時にわざわざ綺麗に持ち帰ってきて標本提供して頂いている。特に今回のようなアカオビハナダイなどは釣り以外での採集が難しく、魚自体はいるのだが、手に入りにくい魚であるのでとてもありがたい。今までにもアカオビハナダイは何個体も頂いているが、今回は今までで一番体色が美しく、尾鰭の先端も伸びていてとても綺麗な個体である。持ち帰り撮影すると黒バックにとても良く映え、たいへん美しい標本写真となった。
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カエルアンコウ再び産卵

2013年07月07日 | 日記





 今朝、家の水槽を覗くと普段はじっとして動かないカエルアンコウに落ち着きが無い。初めは水槽に慣れて来て縄張り意識が出てきたのかと思うが、観察していると大きなお腹の個体の腹部を盛んに突いている。これはひょっとしてと思い観察を続ける。すると予想通り大きなお腹の個体の後から数個体くっ付き泳ぎ始める。これは産卵前の追尾行動だと思い、カメラを準備する。次第に追尾行動は激しさを増し、水面にまで追いやったりする。すると腹部の大きな個体が激しく体を震わせ、卵塊を放出し産卵する。カエルアンコウの産卵行動は初めて見た。カメラを構えてはいたが、産卵の瞬間は撮影を忘れてしまう程、その行動に見惚れてしまう。このサイズのカエルアンコウが成熟しているとは思ってもみなかったが、先月に水槽内の卵塊を確認していたので予知でき、観察することができた。
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夜間採集

2013年07月06日 | 採集

 今日は土曜日なので恒例の夜間採集に行く。最近はカエルアンコウばかりであるので、別な種を探せればと思っていた。だが、探し始めるとやはり目につくのはカエルアンコウである。家の水槽はカエルアンコウばかりであるが、ボンボリカエルアンコウの可能性もあるので一応採集する。そのほか他種の稚魚類も採集する。採集も終了し、ボンボリカエルアンコウかどうかチェックしようとバケツの中を覗くと、カエルアンコウの腹部はパンパンに膨らみ、捕った稚魚類がいなくなっている。採集した直後だというのにバケツ内の稚魚類を食べてしまっている。結局エスカを確認すると全て普通のカエルアンコウだったので放流し、今回の夜間採集は収穫無しとなる。
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モヨウハタ?

2013年07月05日 | 市場

 今日は定置網漁を終え帰港すると、漁協職員から魚の名前を問われる。見ると小さなハタの仲間で体側の斑点が網目状になっている。パッと見で南方で良く釣れるカンモンハタだろうと思い、そう伝える。だが、ここの市場でカンモンハタが水揚げされているのは見たことが無い。標本用に欲しかったが時間がなく確保できないので、せめて写真だけでもと撮影する。仕事を終え帰宅し、一応その写真から検索図鑑で調べるとカンモンハタではなく、モヨウハタとなる。モヨウハタとは自分では初めて聞く魚種名で、ネットで検索するとあまり画像が見つからない。ということは少しは珍しいハタの仲間なのだろうか。確保できなかったことが悔やまれる。
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