お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

貫禄あるバショウカジキ

2013年09月30日 | 市場

 今日は市場で水揚げ作業をしているとバショウカジキが並んでいる場所にひと際大きなカジキが並んでいる。大きさからシロカジキかなと思うが、シロカジキは横にすると胸鰭が立つのだがこれは寝ている。何カジキだろうかと見に行くと普通にバショウカジキである。だが、このサイズ。札が貼られていて53キロと書いてある。50キロを超えるバショウカジキは初めて見る。ここに水揚げされるバショウカジキは40キロを超えればかなり大型。それが今回は50キロ超えであり、横に並んでいる他のバショウカジキがかなり小さく見えてしまう。バショウカジキは他のカジキ類と比べると体が細くて小さく貫録に乏しい。だが、これだけ大きければ他種に負けない魅力あるカジキである。
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夜間採集

2013年09月28日 | 採集

 今日は土曜日で天気も良いので夜が更けるのを待ち、港に夜間採集に行く。港に着くと全くの無風状態で波、うねりも全くなく湖のような感じ。さらに水中を覗くと透明度抜群で海底までよく見える。こんな採集条件の良い日は年に何度かしかない。魚を探すとプランクトンが沸き、小さなエビやそれを狙ってアオリイカの幼体の姿も目に付く。ところが肝心の魚の姿が確認できない。結局、1時間くらい探すがクロホシフエダイ幼魚、サザナミフグ幼魚が獲れたのみで終わる。
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側面逆位ヒラメ

2013年09月17日 | 市場

 今日は仕事が終わり帰ろうとすると知り合いの漁師兼魚屋さんから電話に着信が入っている。電話すると面白いヒラメがあり、調理せずに取って置いてあるとの事。急いでお店まで見に行く。すると何ら変哲もないヒラメが置いてある。普通ではないという事であちこち見て気付く。釣り人の間では左ヒラメに右カレイと言われるがこの個体は右ヒラメである。後で調べると側面逆位と言い、今までにも例が多々あり珍しくはないらしい。この方も気付かず購入し、ヒラメを下ろす時に包丁を入れようとしていつもと違い気付いたそうである。ヒラメとして見た目に違和感はなく、言われないと気付かない。となると今までたくさんヒラメを扱ってきたが、中にはこのような個体もいたのではないだろうか。
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ヤジリエイ

2013年09月09日 | 定置網

 今日は定置網で大きなエイが獲れる。吻端が尖っており定置網で獲れるズグエイによく似るが、体盤幅が1メートル近くある。ズグエイはそこまで大きくならないのでヤジリエイトと思われる。魚ボラの標本用に確保したいところではあるが、大学へ走る時間は無く、大き過ぎて冷凍する事もできないので今回は諦める。だが、このヤジリエイ、幼魚となると現場でズグエイと区別がつくのかわからない。となると一番楽なのがズグエイよりも大きく、尚且つ冷凍保存できるくらい小さな個体が獲れれば何よりである。でもそのような条件を待っていれば標本を確保するのがいつになるのかわからない。
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