台風１５号が温帯低気圧になり、風が止んだので今日も予定通り夜間採集へと港へ行く。現地に着くと風は無いものの、台風明けなので雲が多くなんだか薄暗い。台風という事でいつもとは変った魚が獲れないかと期待するも、魚の姿が確認できない。おまけに空は雷が光り出す。さらには雨も降り出し、とてもじゃないけど採集どころではなくなり、逃げるように帰る羽目となる。
台風１５号が温帯低気圧になり、風が止んだので今日も予定通り夜間採集へと港へ行く。現地に着くと風は無いものの、台風明けなので雲が多くなんだか薄暗い。台風という事でいつもとは変った魚が獲れないかと期待するも、魚の姿が確認できない。おまけに空は雷が光り出す。さらには雨も降り出し、とてもじゃないけど採集どころではなくなり、逃げるように帰る羽目となる。
今日は定置網で久し振りにミカヅキツバメウオが獲れる。ミカヅキツバメウオは今までに何度か獲れ、標本用に確保してきた。今回は同時に普通のツバメウオも獲れる。ツバメウオはここでは売れないので持ち帰り、今回はミカヅキツバメウオ、ツバメウオと両者を食べ比べてみる事にする。捌いた感じ、身の感じは違いが分からない。身はまだ固く数日置かないと食べ頃ではないが食べてみる。だがやはり違いが分からない。結局自分では両者の味の違いはわからないという事で終了となる。マアジとマルアジのような違いがあるかと思ったのだが。
今日は定置網の水揚げを終え、市場内を見渡すとおやっと思うサツマカサゴが目につく。見に行き手に取ると思った通りである。サツマカサゴではなく、二ライカサゴである。二ライカサゴは定置網で獲れたことがなく、市場でも初めて見る魚である。二ライカサゴはサツマカサゴとよく似ているので、胸鰭の裏を確認しないと区別が付かず今まで見つけ出さないでいるのかとも思っていた。だが、今回この個体を見て、口が大きく顔が上を向いている感じでサツマカサゴよりも厳つい顔つきであり、胸鰭の裏を確認しなくても区別が付く事がわかる。自分としてはとてもかっこよく見え、標本写真を撮りたいところではあったが、今日はこれから直ぐに沖の仕事に行かなければならず、標本写真どころか標本として確保すら出来ない状況。見たという証拠だけでもと船に積んでいるカメラで何枚か写真を撮るが、後で見ると全て手ブレでピントが合っていない。次回に期待するしかないが何とも待ち遠しい。
