今日は仕事も終わり漁協定置の人と話をしていると、今日の魚貰った?と聞かれる。聞き返すと珍しい魚が獲れて確保してもらったらしい。まだ頂いて無かったのでそのように伝えると、渡すのを忘れているのではと言われる。その魚を置いたとされる所を見に行くと、まだそのまま置いてあった。水に浸けていなかったので乾燥し掛かってはいたが、鳥に食べられていなかったのがラッキーである。直ぐに海水に浸け、標本用に確保する。幸い各鰭も完全に乾燥はせず無事であった。この個体、全長5センチ程でまだ幼魚と思われるが、今月ブログにも載せたクルマダイの幼魚と思われる個体を見たばかりだからか、この個体も見た目ではクルマダイの幼魚に見える。だが、持ち帰り、検索図鑑で調べると各鰭の棘数は一致するものの、軟条数が合わない。さらにクルマダイの幼魚をいろいろと調べたばかりであったが、背・臀鰭軟条、尾鰭に見られる小黒点も確認できない。これでこの個体も迷宮入りとなる。
後日、チカメキントキの幼魚と同定されました。