お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

予定外のしものせき水族館「海響館」

2012年12月31日 | 日記







 今年もとうとう最終日。父が来ているので昨夜は熊本の温泉地に宿泊。そして今日、阿蘇へ行く予定であったが、なんと雪が降っている。という事で阿蘇方面を諦め、急遽行く場所を探す。熊本まで来ているので、普段は遠くて行けなかったしものせき水族館「海響館」へ行く。最近、定置網で獲れたフグ類を引き取りに来てもらったばかりで親近感があり、今一番行きたかった水族館である。フグのイメージがとても強い海響館であったが、見学するとフグ以外の展示もしっかりとしていて、いろいろな魚の繁殖賞も受賞やサンゴも生きているものを使っており素晴らしい水族館であった。驚いたのはシーラカンスの液浸標本が展示されている。ここでシーラカンスに出会えるなんて知らなかっただけに良かった。このあともう一つの楽しみであった唐戸市場へも行くが、さすがに年末最終日。魚も少なく閉まっているお店がほとんどであった。今回は雪が降ったおかげで、自分としては今年を締めくくるに最高の日となった。来年はどのような魚と出会えるだろうか。
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ブリモドキ

2012年12月27日 | 定置網

 時化明けの今日、定置網では相変わらずマルソウダにシイラばかり。そんな中、ブリモドキが1個体獲れる。この個体は今まで獲れたブリモドキの中では最大である。ブリモドキと言えば今まで獲れた個体は全て細長く、そのようなイメージであった。だが、今回の個体は体高が高く、全体に丸っこい感じである。ブリモドキは60センチ程まで成長するらしく、成長につれ体高が高くなっていくのだろうか。また、いつも定置網でブリモドキが獲れる時は、大きな魚が一緒に獲れるのだが、今回はブリモドキがついていたような魚は見当たらなく、単独で泳いでいたのだろうか。今回は謎の多いブリモドキである。
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難しいフサカサゴ科魚類

2012年12月21日 | 市場

 今日は水揚げ後、市場内を散策していると、珍しくイズカサゴがたくさん水揚げされている。その中に1個体だけ別種の魚が混ざっているのに気付く。カボチャフサカサゴかと思うが、このあと直ぐに沖へ行かなければならなく、取りあえず写真に収める。仕事が終わり、家に帰り写真で調べるとカボチャフサカサゴではなく、普通のフサカサゴっぽい。頭部まで小黒斑があればカボチャフサカサゴと教えられていたが、なんだか微妙。やはりこの手の魚の同定は難しい。
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イセゴイ

2012年12月14日 | 定置網

 今日の定置網漁は潮が速く箱網は起こせず金庫のみ。帰港し、面白い魚がいないかと市場内を散策すると、雑魚の中に大きな魚が1尾。イセゴイが目に付く。日頃から魚は毒さえなければどんな魚でも食べられる、利用価値があると思っているが、このイセゴイは毒もないのに食べられないほど美味しくない魚らしい。ネット上で魚食に関する大御所お二人が揃って食べられないと名言している。そう言われれば逆に一度チャレンジしてみたいところではあるが、今日は遠慮することにする。
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クロアジモドキ

2012年12月11日 | 定置網



 土曜日からの時化が続き、今日は4日振りの出漁となる。小さなシイラがいなくなっているのを期待するも、漁場に着くと定置網内のあちこちでシイラが泳いでいるのが見えてしまう。結局、漁模様は小さなシイラとマルソウダが多く、そのほかマアジにサワラ、アオリイカなど。そのほかごちゃごちゃと全部で2トン半程と2日分くらいの漁となる。そのごちゃごちゃの中にクロアジモドキが3個体混ざっている。ここ数年、クロアジモドキの入網が増えている。以前は滅多に獲れず珍しい魚だったが、最近はそうでもないので今回は食べる為に確保する。
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夏に逆戻り

2012年12月03日 | 定置網

 土曜日からの時化明けの今日、大漁を期待して定置網漁に出漁する。だが、時化明けなのでまだ濁りがあるかと思いきや、海の様子が違い、透明度が抜群である。沖からの綺麗な潮が入ってきており、16~18℃だった海水温が一気に20℃を越えている。網を起こすと高値の付いていたマアジ、豆アジは激減し、代わりに安値の小さなシイラがたくさん入網。12月に入ったというのに海水温が20℃を越えるなんて、海の様子が狂っている感じである。本日の漁模様はシイラ・マルソウダ主体の漁に変わり、夏に戻った感じである。
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